みんな、一秒もむだにするまいとスクリーンを観つめていた。「なんでもない日」、「なんでもない人」、「なんでもない場所」が、ほんとうに大切に描かれていた———糸井重里(コピーライター)
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ようやく初めて観た。可愛らしいキャラクターなのに冒頭に付け加えられる日付のカウントダウンで既にハラハラする。キツい物語のはずなのに「すずさんに会える」ってキャッチコピー、変じゃない?と思ってたけど開…
>>続きを読む連続する短いエピソードには年月日の字幕がつく。これが1945年8月6日へのカウントダウン的に響いてくる。いよいよ迫る「来月の6日は江波のお祭りじゃけえ、早う帰っておいでね…」のセリフに背筋が凍る。
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2回目の鑑賞。初めて観たのは映画館でアニメ映画普段は観なさそうなお年寄りの方が多かったのを覚えてます。戦争を題材にしながら結構笑えるシーンもあってアニメを通して終戦80周年戦争の悲惨さを私たちは知っ…
>>続きを読む終戦80年上映で鑑賞。ぼーっとしてる主人公の普通の日常が中心であるが、防空壕のシーンや爆発のシーンではしっかり戦争の恐ろしさが伝わった。
広島で被爆して呉まで歩いてきた兵士の方が息子だったシーンが重…
「ぼーっとしたうちのまま死にたかった」みたいなニュアンスのセリフが印象的。
徐々に貧しくなっていく人々の生活が丁寧に描かれているので、一層の緊張感をもって原爆投下から終戦までのシーンを見つめていた…
ほんとうに丁寧な映画。
自分は(広い意味で)劇的でない人生への抵抗がすごいというか、主体的に選び取ったわけでもないそこにある暮らしを、ただ続けていくみたいな生き方を見るのが苦手なんだけど(死ぬほど傲…
それでも生きていく、ということの、絶望と希望をこれだけ深く柔らかく的確に描けるなんて。
出てくる人たちがみんな優していい人たちなのも、うまく言えないけれどすごくいいなと思いながら見ていました。
ご飯…
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