この世界の片隅にの作品情報・感想・評価・動画配信

この世界の片隅に2016年製作の映画)

上映日:2016年11月12日

製作国:

上映時間:126分

ジャンル:

4.1

あらすじ

「この世界の片隅に」に投稿された感想・評価

せーじ

せーじの感想・評価

4.9
三年前の2016年11月末に、自分はこの作品を観て衝撃を受け、その衝撃を感じたままにこの文章を書きました。
この作品と出会えたからこそ、映画というものの奥深さや映画を観る楽しさを知ったと言っても過言ではありません。
この場で好きなように感想を書き、同時にいろんな作品のいろんな感想を知り、いろんな映画館でいろんな映画を観る楽しさを知り、いろんな映画から世界のありさまを知る大切さを知ることができたので、言ってみればすずさんたちは自分にとっては恩人のような存在なのです。
それはおそらく、「いくつもの片隅に」を観た後でも変わらないことなのだと思います。

※※

ユナイテッドシネマ豊洲で鑑賞。
8割~9割くらいの客数だった気がする。

観終わったあと、何とも言えない暖かな気持ちに包まれ、溺れた。帰りの電車でもそれは残り、その夜はなかなか眠れなかった。
数週間過ぎた今でも、この暖かな気持ちは、自分の心の中に残っている。映画作品に触れてこんなことになったのは、もちろん初めての経験だった。

どうしてこのようなことになったのだろうか。
それはきっとすずさん達の存在が、あまりに実在に近かったからだと思う。監督による執念としか言いようのない設定考証も、のんさんをはじめとする演者の演技も、すべてが登場人物を実在たらしめる為になされていたからだろう。

驚くべきことにこの物語はフィクションである。

なのにまるで、すずさんは今も生きていて、彼女の当時の様子をそのまま観たような気持ちになることができた。
彼女の生き方に寄り添えたからこそ、暖かな気持ちになれたのだと思う。
これこそが究極のイマジネーションであり、創作表現の姿なのかもしれない。すずさんが、絵を描くことで生命無きものに生命を与え、周囲の人々の心を満たしたように、この映画そのものも、すずさん達とその世界に実存を与えたことで、観た者の心を満たしたのだ。
自分が今も抱いている暖かさは、きっとそういうものなのだと思う。

だから自分はこの作品を、すべてのクリエイターに観てもらいたいと思う。創作表現の根本的な意味と喜び、リスペクトが描かれているからだ。
そして自分は、自由に創作表現ができる世界で生きられることに感謝しつつ、自分が成すべき創作表現についてより深く考えていきたいと思う。
要

要の感想・評価

-
非常時における日常。日常的に生と死の境目が曖昧になる戦時というのはやはり特殊な環境だ。それでも、人は強い。こうやって無名の、市井の人々が紡いで来たのが歴史なんだと気付く。

アニメなのに没入感がすごいのはなんでなんだろう。ラブシーンなんかほぼないんだけど、プラトニックな心の通う瞬間みたいのにキュンとした…

劇場で見る2年前くらい旅行で呉に行っていたので、地形や海を思い出しながら見ることができました。(呉に行ったら、大和ミュージアムと海上自衛隊の資料館がおすすめです…あと海軍カレーと昴珈琲店)
ゐ

ゐの感想・評価

5.0
高校生の時に劇場で2回鑑賞させていただきました。
没入しすぎて映画館を出た時にあまりに発達した現代に驚いてしまいました笑

失ったものは大きいですがまた新たに前を向いて再興していこうという力強さの伺えるラストが好きです。
乏しくなった感受性が蘇る。
すずさんが何を想い何に触れて生きているのか、ずっと目を反らせなくて。

おっとりしたすずさんが玉音放送の後に見せた激昂と涙は、表現がおかしいかもしれないがとても力強く瑞々しくて。生命力に溢れていた。

ああ、生きているって強い。
みんな慎ましくも逞しく生き抜いた。

辛いだけじゃなくて暮らしの中には笑いもあるし、身を寄せ合う家族のカタチがあって。温かい。
戦争に行って戦う兵士ではなく
家に残る庶民の女性や子供側の視点の物語。

だからよりいまの自分の生活と置き換えられる。
優しい絵と優しい声なのに悲しいストーリー

この優しい絵なら小学校とか中学校でも授業中で見せてもいいと思う。無知は良くない!
RYUJI5471

RYUJI5471の感想・評価

4.8
素晴らしい作品。多くの人は知らないと思うが、戦争は国と国との戦いではない。ただ誰かの金儲けのために誰かが仕掛けたものなのではないのか。これが理解できないなら真の歴史は、そして世界の真相はいくら勉強しても理解できないと思う。戦争とは、自分さえよければ他人はどうなってもいいという思考と人間の究極のよくがそれを引き起こすものなのではないのだろうか。
yuri

yuriの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

優しいタッチのアニメだけど内容は戦争物なのでしんどい
ストーリ展開は割と早め
原作から割と削られているらしいので原作読んでみたい!
のんの声が最初は違和感あったけど途中から完全にすずになってた。

「周作さん、ありがとう。この世界の片隅に、うちを見つけてくれて。ほんでも離れんで、ずっとそばにおって下さい」ってすずの終盤の台詞がとてもよかった。
今帰仁

今帰仁の感想・評価

3.8
mark忘れ

戦争は知らない世代だけど空襲の映像見ると自然と涙が出る。
何が「普通」か分からなくなったり、今の居場所がいつ無くなってしまうか分からない状況。生きてるだけで幸せと気づかせてもらいました。主人公が愛らしくて魅力的でした。
悲観的出来事の中にも人々の力強さが描かれている名作。涙腺硬い私でもこれは流石に我慢できない。
takumim

takumimの感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

片隅。ではないんじゃないかな。

序盤はこう言う世の中悪くないよな。でもそんなこと言ったら叩かれる世の中だよなあ。男尊女卑がすごいか~とか思いながら見てた。

開始30分でそういうんじゃなくずっと号泣。
日本の歴史知ってたら、すべての行動、言動が泣けるよそりゃ。
初めてだ、嗚咽が1時間以上続いたの。

男は男で命はって、女は女で、、、とか色々考えたんだけど、一旦そういうの置かせて欲しい。
戦争って怖い。切ない。辛い。

なんのけないラブストーリーだし、それこそ片隅の話しのはずなのよ。
てか片隅の話しにしてあげてほしかった。
どんな理由であれ、お互い愛し合ってたんだなは伝わったし。

でもそれをラブストーリーにしない最低最悪の所業が戦争だわ。

感想がチープだとか、幼稚だとか思うなら思っとけ。
知るかよ。

辛いよ。この映画みて一番感じた感情は辛いなんだよ。

もう難しいのかもしれんが、自分に子供ができたら絶対見せる。
蛍の墓やはだしのゲンは自分で触れる機会あるだろうし、いつか触れればいい。

でもこれは親の責任として魅せたい。
わからなくていい。
いつかいろんな人生経験を詰んで、また観たくなってわかってもいいし、思い出してわかってくれればそれでいいから。

ほんとに辛い作品。
でも皆観るべき作品。
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