パルムドールも受賞している巨匠のデビュー作。チネマ・レトロバート映画祭で鑑賞。
雪山で過ごした2日間での、おじさんと青年の関係性の変化を描く。最初は不審がっていたおじさんが、最後には青年に対し父親…
これすごかった。ダムの管理人のおじさんと新しく赴任してきた若者の共同生活を切り取るシンプルな内容なのにずっとめちゃくちゃ面白い。まずロケーションがすごすぎる。冬のダムのモノクローム撮影、雪の白が美し…
>>続きを読む記録つけ忘れ
キャメラの置く位置やスマートな編集に驚かされつつ、2人が仲良くなっていく過程がかわいらしくてほっこりした。キリスト教(カトリック)への信心に回帰していくところにも素朴なよさがあった。
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4Kデジタル修復版
印象的な場面が非常に多く面白い。
まさに「時は止まりぬ」
地球上に天候も含めて停止はなく、
我々は起きている間は何かしらでちょこまか動いている。
鑑賞前に勝手に想像していた…
このレビューはネタバレを含みます
さいしょなんだか映画館のなかのいろんな音に意識がいったりして集中できず若者がくるまでのシーンをあんまりおぼえていない。子供が産まれたおじちゃんの顔も思い出せないくらい。その後いつのまにか集中できてい…
>>続きを読む雪山に設計されたダムに加えて、何より教会が建っていることが、いかにも西洋の手の加え方だと思う。日本人はどうしても自然と調和する方向でしか思考できないというのが思想的に染み付いていて、それゆえに文明を…
>>続きを読む寝ながら交わされる日常的な会話から、決定的に違う世代間の差が明らかになる。戦中派と戦後派のあいだにある埋めがたいギャップは、しかしふたりを優しく包む。ラストショットでふわーっとキャメラが上昇して「終…
>>続きを読む自然と共に生きていたかつての人間の姿を
山の上のダム作業員の冬の間の短い時間の暮らしから想起させられた。
しかし、映画が制作された当時から現在の私まで人として最低の『誇り』を失いつつ生きているのの…
圧倒的な萌えと、激エモ映画。
白銀の雪山の世界の中、ダム建設の為に監視員として小屋で生活する中年の男。仲間内が下山して一人になってから時計の秒針の音がカチカチと聞こえるほど、淡々とした雪山での生活を…