アン・ラシャシャンの作品情報・感想・評価

『アン・ラシャシャン』に投稿された感想・評価

マルグリッド・デュラス原作の童話「ああ!エルネスト」をストローブ=ユイレが映画化した、子供と教師、母親の教室でのやり取り。撮影はアンリ・アルカン。35ミリ、フランス、82年、7分。

ダニエル・ユイレ監督
ジャン=マリー・ストローブ監督
『アン・ラシャシャン』(1982)

教育に反旗を翻す少年よー

芝居の"劇化"がみられる。
=小さな仕草をみせる仕草とすること。

ショートフ…

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m
4.2
このレビューはネタバレを含みます
マルグリット・デュラスによる絵本用の童話を原作とした短編劇で、義務教育を拒絶する児童の三者面談を舞台にした問答劇が繰り広げられる。自宅内でのスローパンから始まり、基本はフィックス。ちょっと笑える。
悠
3.0
マルグリット・デュラスが子どもで思い悩んだことで生まれた童話が原作
快活でコミカルだった
フィックスのフレーミングの中で豊かな人間を見出すのは嬉しい
3.0
反教育映画。長編作品の序盤7分(それも冒頭からではない)を見せられてる感じ。発話や編集が全て官僚的なので難解さは無いものの、言葉遣いの間違え方とかユーモアセンスは壊滅的。
原作はマルグリット・デュラスの絵本『ああ、エルネスト!』、エルネスト演じる子役の名は、オリヴィエ=ストローヴ。

教育に抗う子供と先生の掛け合い。子が誤った言葉を使うと、先生も似た間違い方をする。
あぁ
4.5

Q:この写真の人物は誰だね?
A:おっさんです

「食事をし、歯を磨くように学ぶ。以上。」
超高速義務教育拒否、一才の躊躇いなし。

ストローブ=ユイレ、マルグリット・デュラスといった割とイカれめの…

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今も昔も世界共通で、学校に行きたくない子供がいるんだなぁ〜

学校に行かない理由を理屈ぽく先生に言ってるが、全然理屈になってなかった笑
憎たらしくもあり、可愛らしさもある。

額縁に飾られてある偉そ…

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3.5

ストローブ=ユイレが劇を撮ってしまうと、ブレッソンや黒沢清みたいになってしまうのか。でもそんな変なリズムや抑揚の無い台詞がドラマと合っていたかというと微妙な気もしたけどね。

そう考えると独自の台詞…

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mare
3.0

選択の意志を表明する子どもが義務を強要する立場の大人に対してひたすら反抗的な態度を取り続ける様は、側から観ている分には愉快なやり取りにすら見えてしまい面白い。映画における十八番の一つだろう。ストロー…

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