このレビューはネタバレを含みます
ヒグマのお父さんはずっと「力」という価値観だけで生きてきた。どちらが強いか弱いかでしか相手を判断できない。だから最後、ヒグマの子供が牛に踏まれそうになった時、何もできなかったのだろう。暴力で解決する…
>>続きを読む「楽しいことは必ず終わるし、苦しいことも必ず終わる。この世にあるのは必ず終わってしまうことばかりだ。なぜだと思う。
それはたぶん…
生き物というものは何かをやるために生まれてきたわけじゃない証拠だ」…
ぼのぼの好きの友人から亡くなったと言う話を聞いた頃に、今ちょうど上映していると言うのをみて行くしかないと決めて行った。
当時マンガを貸しあってた頃を思い出し
ぼのぼのの哲学的なところや、少ない言葉…
35mmフィルムで鑑賞。
予想以上にゴリゴリの哲学と禅問答に喰らってしまった。
しまっちゃうおじさんが出てこない代わりに、トラウマ級のジャコウウシとサザンの関口和之が出てくる。
アニメよりも劇場…
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(35mm)
最初から最後までメタ認知をめぐる映画だった。
今だと感知しにくいが「世紀末=終末論」の影も色濃い。驚くほどペシミスティックでありながら、それこそが希望だというオプティミズムをもってお…
可愛くて可笑しくて温かくて、奥深い。子どもの頃はただただ楽しく観ていたけれど、大人になって観るとまた、気づく事や感じることが色々あって、改めて好きだなぁと思います。
目的をもって生きる必要はなくて、…
え、すごっ…。
簡単な論理の積み重ねをのんびりとしたテンポで紡いでいく先にあるカタルシス。
その瞬間、そこまで緩かった演出が突風のように吹き荒れて『生きるとは』という根源的なテーマに収束していく。…
「それは多分生き物というものが何かをやるために生まれてきたわけじゃあない証拠だろう。」
私を作る大事な作品、ぼのぼの
作者いがらしみきお本人が監督、脚本、絵コンテ、声までなされる異作
アニメ放…
© 1993 いがらしみきお/“ぼのぼの”映画製作実行委員会