ナイト・オブ・ファンタジー 次元を超えた冒険の作品情報・感想・評価・動画配信

「ナイト・オブ・ファンタジー 次元を超えた冒険」に投稿された感想・評価

とあるレビューで知名度爆上がりのクソ映画「メタルマン」を日本に持ってきた配給会社「トランスフォーマー」。
「アルバトロス」と並ぶ、この配給会社が持ってきた作品がこれです。
……でも、クソ映画ではないんです。

認知症にかかり記憶を失っていくバンドマンのトムが倒れてしまう。トムは夢の中でこれまでの人生とその想い、やり残した事などを思い出していく旅に出る。
現実では、トムと疎遠であった娘が父親の安楽死の書類にサインをしてしまう…と言うお話。

パッケージと邦題詐欺で、冒険とか逆境を乗り越える、ましてや剣も魔法もないです。
お爺ちゃんの話で、ただただ?暗い心象風景と重い話が進んでいきます。
でも、映像もお話も悪くないんです。一部は「はっ?」となりますが、この映画はパンクの曲に影響を受けて出来たみたいなので、仕方ない…んです。
最後もちゃんと終わって、全然クソ映画ではないのです。暗いですが。

という事で、邦題とパッケージで完全に損している…と言うか、真逆になっている作品でした。
お気に入りは踏まれた兵隊人形です。
邦題で完全に嘗めてたし、開始五分でヤバイかな?と思ったけど、結果的に滅茶苦茶いい作品だった。
認知症の老人が今際の際に見た夢と、残された娘のお話なのだが夢が実に夢らしく描かれていて「そうだよね。こんぐらい夢って意味不明だよな」と思うのだけど、それには全て意味があるような作りになっている。

これ系の話にしてはかなりわかりやすくしているのもあるけど観やすいし面白かった。
YutaSaito

YutaSaitoの感想・評価

3.6
背景が作り込まれてて、世界観に浸れる。
夢の世界で戦う父と現実世界の娘が不思議な力で直接干渉せずに、それぞれが真相を求めるラストまで持ってけているのがよかった。
サントラが異常にかっこいい。
pen

penの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

SNSのTLでビジュアルを見かけて気になり鑑賞した。
余命幾何もない認知症の老音楽家の脳内で繰り広げられる、記憶とイメージが混乱した放浪。幼少期の姿から始まり、次第に年齢を重ねた姿に変貌していくほど、その不可思議な脳内世界が明確に自分自身の心傷に繋がっていたことを意識させられていく。一方で心の中には負の感情だけでないものがあって、それが現実世界パート、もう一人の主人公で音楽家の娘との関係に絡み合っていく。

バンドの楽曲が多数使われているらしく、確かに歌詞付きの音楽は度々流れていた。かといってそれがノイズになることもなく、雪だるまを筆頭に不思議なビジュアルの数々が印象深いものがあって、結構良かった。
それらのビジュアルにもちゃんと背景があって、主人公の記憶と無関係でないのが分かってくるような話運びは無下には出来ない。
個人的には幻想的な雰囲気のYA小説読了後のような印象を観終わった後に抱く。でも本作はオリジナルのようなので驚いた。
昏睡状態の老人が心と記憶の世界を彷徨うダーク・ファンタジー。その中では少年の姿であり、出会うのも不気味な雪だるまは父親、あれは娘…とわかりやすい。サーカスやスノードームのプリンセス、毒リンゴといったモチーフの幻想ビジュアルには奥行きがなく、かといって夢ばかりの父を憎む娘の現実パートも現実味がない。そして、やたらと前面に出てくる耽美系メタル・バンド…何だこれ。
半分ほど観てわかったけど、このバンドのMVみたいな映画だ。それを知らずに付き合うにはちと辛かった。
tama

tamaの感想・評価

3.5
一見フィンランドっぽくないんだけども、シュールな世界観や途中でヘビメタが出て来るところ等、フィンランド的な面もちらちら(笑)

このレビューはネタバレを含みます

ナイトウィッシュの映画と知り視聴。
世界観が完璧だし、アダルトチルドレンが父になり、老いて死ぬ間際に幼少期との葛藤するだとか、父に置いてかれた娘の苦悩と楽譜を通じて和解するというストーリーも好み。
最初から最後まで徹底して美しいです。

映画としては簡単な造りなのかもしれないが、厨二心をくすぐる良い感覚の映画。
antico

anticoの感想・評価

3.6
余命幾ばくもない男、わだかまりの残る娘、幼い頃亡くした母、自殺した父、亡霊、夢、娘に残したもの、昔の聖飢魔IIのPV みたいなロックバンド、ロケット噴射型?ジェットコースター、、、
と、頭の中にわいてきたものを繋ぎあわせた感じの映画。評価わるっ😅
嫌いじゃないけど、、、
邦題&パケがちがうNO.1か?
ターミナル期男性が死の直前にみたヘビーな自身の人生を辿るメタファー(これを“次元を超えた冒険”というのか…)内容は結構好き。

バンドシーン、フィンランドの有名なメタルバンドだそうで、全然知らんかったけど良いシーンです。
K

Kの感想・評価

3.6
年老い病に侵され、記憶を失った老人と、そんな父との確執のある娘。老人に死期が迫る中、彼が精神世界で記憶や思い出を取り返し、現実世界でも並行して娘が父の思いをようやく知り始め、2つの世界が交差していくダークファンタジー。

歌やBGMがかっこいいです。世界観も自分好みでした。チープなファンタジーではなく、空想と現実、記憶と愛が描かれた大人のファンタジー。
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