明日はないに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『明日はない』に投稿された感想・評価

koss
4.1

オフュルスの流麗なカメラと構図に酔う。昔の恋人を発見して通りを駆けていく男の横移動のカメラの心の躍動、キャバレーから疲れて帰る女の階段の上昇の縦構図の生活の疲弊。或いは二重露光や画面に被るカーテン、…

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ピエールを寝かせたジョルジュとエヴリーヌが語らう場面、視線が合っているようにしか見えない切り返しがあるのだが、カメラが引くと視線どころか顔すら向いておらず驚き哀しい。
ヒューズが飛ぶのは「信じて」と…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

エヴリーヌが昔の恋人と偶然再会して、現状を偽り昔の思い出のままにしたかった気持ち。

最後はアンリは何故客船に電話をかけようとしたのか。

エヴリーヌは彼女が口にした夜の霧に消えてしまう。
5.0

最高。車ん中で目元にだけ当たるライト、ステージのスポットライト、停電の暖炉を背にして翳っている二人の顔から懐中電灯持った係が立ってる伴奏付きの映画館、信じてって戻る明かり。覚悟を決めてからの抜け殻の…

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ひとりの女性の人生の泥沼模様、

森、山、雪、
希望への追憶や憧憬、

嘘、愛、霧、
人間の複雑な感情、

錯綜する光と闇、希望と絶望、

未来へと進み行く列車、
それをプラットホームから見守る母と…

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牛
5.0
これこそメロドラマの真髄。観客を置き去りにするような幕引きが素晴らしい。

アンリおじちゃんが良い人ですやんこれ…。潔い終わり方のメロドラマ。最後の電話のやつ、黒澤の「野良犬」でも似たような使い方されてた気がする。息子ピエールくんの「ウィ、ママ」がとても可愛い。今回もまた、…

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キャバレーに向かう階段を上がる女をゆっくりと移動しながら捉える。
「あの霧の中に消えたい。何も見ず、何も感じず、何も考えず…」
SN
4.1

「善良な市民は目を背けたくなるような連中のあいだで、夜毎に体験をしたことから受けたパリの印象によって、この映画は生まれた。そこに生きる女と、ヒモと呼ばれる男の世界に、私はいつも強く心を惹かれたのだっ…

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