このレビューはネタバレを含みます
ワイルダーだから演出が野暮ったいというか妙に軽い感じ(あるいは安っぽさ)があるものの、彼がフランスで犯罪グループを題材にしたプレヌーヴェル・ヴァーグ的な作品を撮っていたという事実に驚く。日本でいう中…
>>続きを読む放蕩三昧の医者の息子アンリは親からの援助が絶たれたことから車の窃盗団に入り、メンバーの一人の姉と恋に落ちる。しかし、やがて警察と窃盗団仲間から追われる羽目に…。
ナチス・ヒトラーのドイツからハリウ…
言われないとワイルダー作とはわからない。
小気味良いテンポ感はまだないかなあ。
若者が犯罪グループに足を突っ込みながら、出会ったヒロインとの恋愛模様、その後いろいろとありながらも、ボスやら警察やら…
「ろくでなし」
本作は1934年にビリーワイルダーが監督した作品で、この度DVDボックスにて初鑑賞したが面白い。上映時間は76分で非常に短かった。ロケ撮影に臨機応変な撮影が非常に良かった。ワイルダ…
ビリー・ワイルダーがフランス亡命時に手掛けた監督デビュー作。男女が藁を積んだトラックの荷台に座って海岸沿いをマルセイユに向かうシークエンスをみながら、「これずーっと見てられるなあ」と思った。
@シ…
8月のシネマヴェーラ渋谷の企画で、一番楽しみだったのが本作。
ビリー・ワイルダー幻の作品。ハリウッドデビュー前の監督第一作。
ワイルダー関連の著書では『悪い種子』と訳されていたが、マーヴィン・ルロイ…
近年世界的にワイルダーが再び高く持ち上げられてる(シビアな一級の映画ファンである談志も彼を誉めまくってた)が、個人的に熱狂したことはない。師匠・先輩にあたるルビッチ・Pスタージェス等と比べる…
>>続きを読むワイルダーの初期作。周到なシチュエーションの構築ではなく、人物の衝動とカーチェイスの強勢で牽引していくのが新鮮。ネクタイやナンバープレートなどの小道具使いは、後の作品ほど冴えてはいないものの萌芽が見…
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