迷宮の女の作品情報・感想・評価

迷宮の女1951年製作の映画)

L'étrange Madame X/The Strange Madame X

製作国:

上映時間:91分

ジャンル:

3.8

『迷宮の女』に投稿された感想・評価

冒頭の空虚なスタジアムと終盤の煌めくダンスパーティーは明確な対比。観客のいない場での二人は燃えるような愛情を交わすが、富裕層の華やかさに紛れたラストの男女は冷え切っている。身分を偽り手にした愛だが、…

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yuzu
-

うわ、すごく良い。
まさかこんな寂しさを覚える「FIN」とは…。

主演2人はもちろんなんだけど、最初から不幸が確定しているジャネットが見ていて辛い。振り向いてもらおうと頑張ってるんだけどね、結局頬…

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ジャン・グレミヨン監督『迷宮の女』(1951)

シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。

愛の所在を失ってなお愛し彷徨う空白の軌跡ー

生涯ベストいくつかに食い込んできました。
言及することが無駄なくらい"…

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mrhs
4.0

モテない健気な女がシネフィル(!)というのがまず本当に良いよね。『天が許し給うすべて』のフロイディアン(フロイト主義者)の娘みたいな(鏡の多用という点でもダグラス・サークを思わせなくもない。)。セッ…

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菩薩
4.0

旦那は寛容どころか社交界の華として利用価値があるからと嫁さんを手放さないだけじゃないか一番タチ悪い…。終始この後絶対良くないことが起きますの雰囲気を漂わせながら上昇していく物語は尺中盤ら辺で案の定奈…

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アノ
3.8

いかにも破綻しそうなメロドラマだと設定段階で察せるのだが、この破綻の仕方が物凄い追い込み方で背筋が凍る。字面では測りきれない凄みを見せてくれるのが映画の面白さ。
ミシェル・モルガンとアルレット・トマ…

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このレビューはネタバレを含みます
タイトル的にエージェント物だと勝手に思っていたら全然ちがった。
イレーヌがとにかく美しい。
誰もいない道を黒猫ばびゅーん。
ジャグらしき犬もでてくる。
畳みかけるようにすべてが失われていく。
ENDO
4.0

『曳き船』のモルガンがマダムXとして不倫の二重生活。冒頭のサッカー場での密会。誰もいないベンチシートに重なる幻聴のような歓声。すぐに回想かと思いきやそうはならない。赤子は亡くなり恋人は去り未来は潰え…

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tBi
3.8
Rec.
❶25.06.07,シネマヴェーラ渋谷/ジャン・グレミヨン&ジャック・ベッケル特集

みんな良い顔するなぁー。
役者の演技か、照明の当て方が良いのか分からんが、とにかくみんな良い顔。撮るのが上手い。

最初から不幸になるゴールが丸見えだったけどそこにそのまま突っ込んだ。

赤ん坊が熱…

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