チベットの広がる草原の移り変わりと、家族の日々と。静かで美しく、暖かな愛。厳しいであろう自然との生活が厳しそうに見えないのは、それがあるがままだからなのかと思った。衣装や映像、細部まで繊細に美しいの…
>>続きを読む少女が全身で五感全てで伝えてくれた。
悲しさ、哀しさ、嬉しさ、苦しみ、嫉妬…。
表情が全てを物語り言葉は要らない。
登場人物全てがワンフレーズの短い会話しかない。
だけどそこには人間共通する愛やどう…
雄大な草原が包む、放牧で暮らすチベットの一家。祖父と父、娘と母…如何にも人間らしい、家族の間の感情を丁寧に描写した見事なドラマ。情けなさ全開の父グルや、子供らしい幼い感情を零すヤンチェン・ラモの表…
>>続きを読む岩波ホールならではの名作。このような芸術的な映画を観て良かった。
チベット人監督の、日本での劇場初公開作品で、主要な俳優は皆素人なのが驚きである。しかも、主演の6歳の少女ヤンチャン・ラモは、上海国際…
じんわりと来るヤツだった。こういうの好きだ。
羊を放牧するチベットの家族の物語。
父、母そして幼い娘が草原に生きる日常を映しつつ、祖父を含めたそれぞれの心の揺れをそっと置きに来る。行く宛も定まら…
自然を相手にする生き方を小さな体で受け止めていくヤンチェン・ラモがたまらなく愛おしい。
そしてなによりもアムド語の「響き」が心地いい。
世界がこんなにもカラフルで、彩りにあふれているのは
たくさん…
チベットの草原に住む家族の物語。親が思っている以上に、ちゃんと子供は見とるし考えとるぞという、ある意味普遍的な親子の姿を見せてくれたように思う。チベットの雄大な風景と、そこで暮らす人々の美しい色彩の…
>>続きを読む母親の妊娠、ジャッチャーの死、父への悪口、祖母の小さな願い、祖父との和解。
予告をみた感じだと、もっとこう少女が、母親の妊娠によって、自らのアイデンティティの葛藤、乗り越えみたいな大きなメッセージ…
(C)GARUDA FILM