2人だけの世界の作品情報・感想・評価

2人だけの世界2014年製作の映画)

He ovat paenneet/They Have Escaped

製作国:

上映時間:98分

3.2

「2人だけの世界」に投稿された感想・評価

法を犯しての逃避行ほど無駄なもんはないなぁ、と元も子もないことを思いながら見た。
これぞ北欧映画!という躁鬱病のような作品。
暴行?シーンは中々陰惨というか…オッパッピーな毎日を送る日本人の私には思いつかない手法で新鮮だった。
mingo

mingoの感想・評価

3.6
広大な景色、雰囲気あるおふたりさん、甘ったるい青春ロードムービーかと思いきや、逃避行の先にふたりが夢見た淡く儚い世界と、後半に待ち構えていた戦慄の現実世界のあまりのギャップに身震い。そしてラストの楽園へ。あまり観たことがないような世界観に良き心地。
血の色は怖い色。と同時にリアルに呼び戻されるモチーフとして抜群。演出も挿入曲のチョイスも良い。北欧の今がこれなのか。つくづくアジア映画とは全く表現が違って面白い。
necococo

necococoの感想・評価

2.8
@ノーザンライツフェスティバル
なんとなく不穏な空気感を感じながらも魅力的なビジュアルに勝てず、劇場へ
結果、予想していた以上の暴力シーンありでなかなかにキツい作品でした。最近観た中だとロブスターとかに近いかも、、

何があってもへこたれず2人だけの世界を突っ走る二人を描いている割には主人公の二人がいまいち魅力に欠け、互いを思い合う気持ちも弱いように感じて共感しにくかったのが残念です。ビジュアルで持っていくならもっと突っ切ってくれてもよかったかなぁと。
マイキ

マイキの感想・評価

3.0
トーキョーノーザンライツフェスティバル2017にて
co

coの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

熊の被り物するシーンは可愛かったけど、怖いもの苦手には辛いシーンも多く、逃避行中シーンは退屈だった。そんなうまく行くもんかね。
smmt705

smmt705の感想・評価

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穏やかな逃避行からのとんでもない展開になるのにそんなことおかまいなしですね。この、北欧の音、たまんない
yuka

yukaの感想・評価

3.3
現実から逃れたくて、逃げて、逃げて、傷だらけになっても2人だけの世界を望む少年と少女の気持ちはわからないけれど、北欧の深い森はとても暗くて美しかった。

このレビューはネタバレを含みます

とーっても好みでした。
少年少女の無謀な逃避行。何度も捕らえられそうになるけど、なぜかうまく逃げられる。ふたりだけの幻想的で独特な価値観。無邪気な生活。
でもその代償のような、抗いようのない残酷な檻。それでも再び逃げ出す無謀さ。

ところどころの音や二人の感性の視覚的な表現など、とっても監督のこだわりを感じました。

ノーザンライツ、よかったです。
konomo

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2.8
二人が動物の被り物をしているスチールを観て、ちょっと『ロブスター』系とかの不思議な話かなぁと観てみた。ああ違うよ、不良カップル逃避行おしゃれ映画かぁ…と早く捕まらないかと見守っていたら(好き勝手にかっぱらいや人んちを荒らすばかりの話は好きじゃない)、警察ではなく、何か恐ろしいサディスト組織に捕まってえらい目に遭った。なにあれ、あんなのいるのフィンランドに?

ただでさえ閉鎖的な世界にいて、そこでまたどんどんドアを閉じて引き籠もる2人。出口はない。幸せなら、安心なら、それもいいのか?
emily

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4.2
ヨニはどもり癖がある元脱走兵で、青少年更生施設の監視役を命じられる。そこで少女ライサに出会い、二人は束の間の自由を求め逃走する。解放感の一方で恐怖と痛みが待っており、現実と幻想の狭間でそれでも二人だけの世界を続けていく。

真っ赤なルージュにタバコの煙から始まる冒頭。無音から唐突な爆音やその逆による音の驚きは、ライサの突拍子も無い発言や行動と交差する。音の効果を最大限に使い、音のギャップもそうだが二人の幻想的な束の間の幸せな時間を、きらびやかな電子音が寄り添い、笑顔とネオンを交差させる。ユニークな被り物で森に溶け込み、ショッピングカートに乗ったライサがそこから見る世界を堪能する。二人の世界は狭く、閉鎖的で、お金も食料もない。しかし無限大に広がる自由があり、迫り来る危険まで溶かしそうな幸せな笑顔がある。

美しく深い森の緑や薄暗い色彩の中で対照的な二人が花となる。後半は自体が一変し、言葉なくさらに閉鎖空間へとおしやられる。恐怖と閉鎖感の中、音のない永遠に感じられる時間が流れ、残虐な描写が続く。カメラは彼の目となり中から外を映す。焦点を彼の目前から、奥に切り替え、外の光と対比する過酷な中からの血の匂いまで漂ってきそうな近距離の映像は緊迫感と不穏を煽る。

閉じ込められた時間はさらに二人の結束を高める。外を見ないのではない。二人が居ればそれで良いことを再認識させられるのだ。森が二人を呼んでいる。外の世界はどこまでも広い。しかし二人だけの閉鎖的な空間には欲しいもの全てがある。
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