花婿、女優、そしてヒモの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『花婿、女優、そしてヒモ』に投稿された感想・評価

ゑぎ
3.5

 『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』の次作にあたる短編作品。ユイレは共同製作及び共同編集を務めている。明確な三部構成だ。最初のパートは、走行する自動車の右車窓から夜の街路を延々と撮ったワンカット…

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ジャン=マリー・ストローブ監督
ダニエル・ユイレ監督
『花婿、女優、そしてヒモ』(1968)

映像の形式のショーケースー

・ランズベルガー通りの車窓の眺め
・フェルディナント・ブルックナーの戯曲…

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冒頭の車内から窓の外を捉えた超長回しの撮影が良い。舞台の箱庭感も好き。

冒頭無音で始まる移動ショットが暗くて怪しくて良い。突如挿入されるBGMもアンバランスでこのショットの如何わしさ、不道徳な物を観ている感覚が助長されて最高の演出だと思う。最後の軽さ、トラックアップの暴…

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4.0

アケルマンのように意味作用から解き放たれた長い移動撮影。『歴史の授業』は運転手の背後から「移動」を撮っているのに対して本作は目的地の不明瞭さというか、脱力感と音楽の荘厳さも相まってビデオアート風に収…

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会話劇としては面白いけどどれが誰だか顔写真付きで最初に説明してくれや…と思った。ストローブユイレ、もしくは映画観るの向いてないのかも。あちゃー。おわり

オープニングからランズベルガー通りを移動する車窓の眺めのワンカット。そこから室内に移動したと思ったら明らかに舞台セットを映したカット。これはフェルディナント・ブルックナーの戯曲『青年の病気』を上演し…

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これは無理だった アケルマンを思い出す街のOPショット、ファスビンダーの残像、終わりの文字くらいしか覚えてない
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このころはふつうに移動撮影とかもしてるのか。
さいしょの舞台がすごくテンポいい。
川辺の高速パンニング/ロングショット辺りヤバすぎる。演劇シーンのカメラの動かなさからの反動でめちゃくちゃ気持ちいい。無音→音楽と暗転。真似しよ。

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