このレビューはネタバレを含みます
室内劇。とにかく喋る。そして何度も家を出たり入ったりを繰り返す。ただそれだけの反復で面白い映画にしてしまうギトリは恐ろしい。
ドゥリュバックが常に画面の上手にいる気がした。電話を撮りにいく場面でロ…
父を反復する、名俳優の息子である名俳優サッシャ・ギドリそのものを表す室内劇。
ジャクリーヌ・ドリュバックを上から下に撮る時の上目遣い。彼女が現れたときに世界が変わる。事態が良くなったわけではないの…
お父さん大好きサッシャ・ギトリの三代記(でも長台詞室内劇)。20年前に逃げた妻を盛大に悪役に仕立て、私生活で当時ギトリのパートナーだったジャクリーヌ・ドリュバックはしっかりアップで撮る。ドリュバック…
>>続きを読むセリフの多さにすっかり疲弊してしまった。大親父、父、息子と親子三代。大親父(本作の主人公にとっては父親)の言葉が正しいと至るまでの過程の作品。教師でもあり厳格だった父親がある日を境に変わってしまった…
>>続きを読む台詞量が多過ぎて完全に脳がシャットダウンした。流石に言語野以外の運動神経が0の作品をただ当たり前に映画として受容するのも難しかったし、他人のエゴを受け入れることも他人にエゴを押し付けることもしたくな…
>>続きを読むギトリの名前は、国内のフランス映画ファン(彼の名作は『トランプ譚』に限られてた)よりも、仏留学帰り、NV礼賛者が勢いに任せてかなり以前から大々的吹聴・映画祭での取りあげ、をしていた記憶がある。しか…
>>続きを読む#私の父は正しかった
父から子へ、子から孫へ。3世代の男たちに受け継がれる自由に生きるエゴイズムと抱き合わせの孤独。
流れる歳月
家という変わらぬ場所と年を取り悟る人間。
作品を自身の分身にし…