ニュース映像の体裁からはじまり、子供、ミュージカル、ロマンスや冒険、潜入、航空パニックのオマケつき。家族として去っていく2人。とにかく楽しんだ。
高射砲をはじめ、銃身が描く直線というものはあの角度…
それでいいのかと思うところも多々あったけど、実際観ていて痛快だったしむしろそういうスパッと行く感じを大事にしていきたい。今観ると差別とか戦争とかそういう話にしがちだけど、それよりも人間が先行してるん…
>>続きを読む活きた言葉が台詞となり、マシンガンのように撃ち込まれる。自身が戦地で泥と弾丸にまみれて尚、いや、より一層に輝度を増したサミュエル・フラーの魂の清らかさに、敬服の念が噴出。
立ち位置(国)が違うだけで…
第一次インドシナ戦争時の1954年。
フランス外人部隊の破壊工作班が、共産圏から支給された大量の武器弾薬があるというベトミンの武器集積場(これがある場所が通称「中国門(チャイナ・ゲイト)」)を目指す…
アクションという名の愛と暴力よって、政治、宗教、人種問題に戦争、ありとあらゆるイデオロギーが混濁しながら一つの大きな塊=『映画』としてスクリーンに屹立する。それがサミュエル・フラーの作品である。
本…
このレビューはネタバレを含みます
アメリカとソ連、そしてフランスと中国という対称性が、登場人物や音楽において顕出していた。
その対称面にはヒロインとその息子がおり、前者はアメリカ人の恋人を選択することで、後者はアメリカに渡ることで、…