世界へと手を伸ばす。一緒に住んでいる家では、あまりカメラの冷徹さが浮き彫りにならない。わたしも撮りたいと思った。
いのちを分けることと、世界を分けることの関係性は?
こんな映画みたいな自己紹介ができ…
映画を観たというわけでも、ドキュメンタリーを観たというわけでもなく、ただ、でも確かに何かをみた。みえている映像がみえていれば、それはみることができるはずのものなのに、何をみたのかうまく言葉にはできな…
>>続きを読む執拗に祖母の乳房が撮影される。
湯船にたゆたいたゆたい、さまざまな表情の乳房である。
そして、自らの乳房も。
河瀬監督の出産シーン、初めて正面から出産というものを観ました。
生命の凄さが異様…
生命を繋ぐということは
生命を分けるということ
河瀬直美監督
10月に行った試写会のトークゲストで、お話を聴いて以来、機会があれば作品をもっと観たいと思っていたのです。
彼女自身については、フィ…
老いゆく祖母、そして自らのカラダに新しく宿る命。祖母の亡くなる瞬間を、そして自らの出産シーン(赤ん坊が出てくるその瞬間すらも)をすべて包み隠さず映像で見せる。徹底したリアリズムというか、究極の事実追…
>>続きを読む