記録
シネ・ヌーヴォの【特集 日々をつなぐ】にて。映画はいかに「生活」を映すことができるのかという出発点から始まったプログラム、めっちゃ良い。映画がどれだけ現実になりうるか。
佐藤真すぎる。余白…
記憶は薄れ、死に近づいていく妻の姿をカメラは捉えられなくなっていく。渡辺生さんが彼女のことを思って懸命に行動していることだけが漠然と伝わってくる。映画なのに撮影することの優先順位はどんどん下がってい…
>>続きを読む演出家の不在によって成し遂げられた撮影と編集。採れたての野菜であるかのような画面の素材は確かに見応えがあるし、それが次第に撮(採)れなくなっていく過程に緊張感を覚えもする。ただこの映画のベストショッ…
>>続きを読む特集〈日々をつなぐ〉@下高井戸シネマにて鑑賞。
長年映画照明技師の仕事に従事してきた渡辺生の妻・トミ子が、ある日突然アルツハイマーに冒され、健忘症が進行してゆく。それを機に渡辺は、妻と彼女を取り巻…
「なおさら夫婦というものは、どっちかが倒れたときはお互いに助け合ってゆくのが、夫婦なんだと思いますよ。若いうちは手を握ったりキスをするのが愛情かもわからないけど、年をとるにしたがって、どっちかがもう…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
小学生の頃、夏休みのラジオ体操におばあちゃんと歩いて公園まで行ってスタンプもらったの思い出しながら観てた
これは紛れもなく大きな大きな愛だ 光や音楽があたたかくてしあわせな気持ちになる
どんなに…
編集だけでこんなに佐藤真イズムを感じさせられるものなのか…と驚いた。
インサートの挟み方や音楽の使い方が美しすぎる。童謡のもみじが流れるたびにじわっと涙が出た。
それでも素材はトミ子さんの夫である…
佐藤真のいる時代に生きてみたかった、声が生を物語ること、ささいな光を鋭くとらえること、愛する妻の老いる姿は撮りたくないけれどそれでもここであなたと共に生きていたという事実を残したいと願うこと
+飯岡…