典座 -TENZO-の作品情報・感想・評価

典座 -TENZO-2019年製作の映画)

上映日:2019年10月04日

製作国:

上映時間:59分

3.6

あらすじ

「典座 -TENZO-」に投稿された感想・評価

2人のお坊さんを通して、仏教の意義、信仰とは何かを探究した映画。

ドキュメンタリーとフィクションを融合させた作風。

空族の過去作を絡めたり、時にSF的な演出を施したり。

この自由と不思議さが、仏教に通ずるものと解釈した。
札幌爆音映画祭2021
『典座-TENZO-』観てきました。
富田克也監督にサインいただき、少しお話できました。
監督の過去作品は、映画館で観たものだけで、どれもソフト化していなく、今年1月に実家のJ:COMで日本映画チャンネルで録画しました。
なぜソフト化しないのか理由を聞いたところ、「やはり最近は映画館に足を運ばない人も多くなっていて映画館を救うためって意味がある。ただ、だからこそこうやって会えたりもしますし…」とおっしゃってました。
映画「典座-TENZO-」は、監督の母方の実家がお寺とのことで今回は、仏教がテーマの映画で、主演も監督の実際の従兄弟が務めました。
予告を観た時点で興味深かったのですが、今の時代に信仰というものが必要なのかということを問う作品でした。
宗教というと、構えてしまう人も多いと思いますが、仏教というのは、知れば知るほど素晴らしく、生きていく上でとても身近なものだなと思いました。
爆音ということもあり、音がすごかったのですが、単に音が大きいということだけでなく、映画において最も効果的に音を聞かせるにはどうしたら良いかということを突き詰めたコンセプトだったというのもあり、作品の中に引き込まれました。
サウダーヂのデジタルリマスター版も劇場公開されるとのことで、今からとても楽しみです。それにしても、もうあれから10年だなんて…
oVERSON

oVERSONの感想・評価

4.0
初めはノイズに感じた会話シーンのぎこちなさがどうでも良くなってくる。お坊さん達、みんな映画的にイイ顔してる。
2021-419
D子

D子の感想・評価

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札幌でやっとみれたのでセンキューフォー爆音映画祭札幌 バンコクナイツがよすぎたのとずっと観たかった作品のため期待値が高まりすぎてたのを殴り抜けてくパワーの作品だったー!とにかく軸になってる曹洞宗の高位の尼僧青山老師のあんまりにもちからづよい対話に映画全体で応答して、仏法と生きてくことを虚実の遠いとこ近いとこぜんぶの距離を使ってやっていくしそれが映画のできることで、それを空族のホームタウンである山梨とたくさんのものが流されてしまった福島でやるわけですよ みれてよかった!!!!!!!!
典座 ~ 禅宗寺院内で、僧侶・参拝者に食事を司る役職で、六知事のうちの一つ

3.11でその意義を問われた宗教。
曹洞宗青年部に請われて監督したのは空族の富田克哉。
青山俊董大老子との対談、津波で寺院を失った隆行のエピソードは興味深く鑑賞できたけれど、智賢和尚のパート ――そのプライベートな部分って必要?
正直、良く解りませんでした。
因みに我が家も曹洞宗です。
日本映画専門チャンネル
短編ではあるが、宗教のさまざまな観点を展開している。誰のために祈るのか?現代においての信仰の意味、明治以降の檀家と世襲というお寺の制度と功罪、縁起とはそもそも何か、食べる=命を戴く、などなど。短い時間に少し盛り過ぎた感もあるけれど、ポップな味付けと軽妙な展開で飽きさせない。

主役たるまだ若い智賢僧侶と奥さん、子どもの関係、友人との関係がまさにリアリティのある現実との距離感となり、しごく身近に感じられた。

その意味では脚本の素晴らしさかもしれない。
兎にも角にも、空族らしさが良い。心に残るドキュメンタリー作品!ってかんじとはまた違うが、コンテンツとして十分に面白い。兄弟子と弟弟子の話にしては兄弟子のほうの話は少なくないか?
sci

sciの感想・評価

3.7
宗教が人々から遠くなっていく中でお寺が危機感を感じて精進料理を通して教えに親しんでもらおうという動きが盛んになっているが、河口智賢が悩んでアプローチの仕方を問うた時に青山俊董がいきなり否定するようなニュアンスで、教えの本質を語りだすのが衝撃的。かと言って身近なものに感じてもらえなければ宗教の存在意義もない、命の電話相談をしている倉島が自ら悩んでいる姿を見るにつれ、やろうとしていることに限界があるんじゃないかと感じた。河口は地面を踏みしめて教えを自分のものにしたがそもそも本質的なところを現代の仏僧は理解しておらんのだなぁと、演出かもしれないが。
智賢が宇宙空間で解脱していくところがなかなかぶっ飛んでいる。作品は仏教界の自分たちへの諫めやこうありたいという願望もあるのだろうな。
全国曹洞宗青年会製作による富田克也監督作。

ドキュメンタリーと謳っているのに脚本のクレジットがあるのが摩訶不思議なのだが…見ればわかる。これはドキュメンタリーではない。

相澤虎之助と富田克也の脚本による再現VTR。


このチケンは『雲の上』(2003)でも登場したチケンの寺の話。

本作で坊主となった河口智賢と、雲の上のチケン役を演じた西村正秀は同じ人だよね?違うのかな?

この河口智賢の嫁さん。これまでの空族作品の中で一番マトモなと言ったら失礼であるが、初めて都会的でキレイな女性が出てきた。しかし素人だけあって、相変わらず演技は全くできない。言わされている。やらされている。が、透けて見えすぎてしまう。芝居がかってしまって不自然極まりない。

河口智賢も同じ。

これではドキュメンタリーとは言えないだろう。
なんで演じさせてしまったのか?日常をなぜ切り取らなかったのか?本人で本人役の再現VTRをやってどうするの?

そして、まったく曹洞宗のこともわからなかったし…禅のことも、坐禅についても、何にも知り得ない。

同級生が、同級生になんで坊主になったの?とフランクにただ聞いてるだけ。その答えもよくわからなかったし…

対象者とは一定の距離感が必要だったんじゃない?俯瞰して客観的に捉えるには…
舐めてんのかと思ってしまうが、多分舐めてんだろう。
同じ題材でNHKにドキュメンタリー作らせた方が面白い物になると思う。
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