キョート・マイ・マザーズ・プレイスの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『キョート・マイ・マザーズ・プレイス』に投稿された感想・評価

故郷と親への愛憎。語り口は明確で、桜や祭、町家の美しさも伝えるのがBBCへの配慮っぽい。
お互いに本音を晒さず紛らわしてしまう関係もまた、京都的であろうか。
RYO
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こんなに情動的で個人的な大島渚がいただろうか。Kyoto, My Mother’s Place. 子を産む前の母の面影を探すことから話は始まり、町屋建築に底冷えする暗さを落とす京都の都市考察へ話題は…

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京都の根暗で嫌な感じを、京都の文化とルーツを交えながら解説。その中での大島渚や彼のお母さんの説明がされているドキュメンタリー作品。

90年代初頭の映像に個人的には大きく心動かされた。
そして大島渚の京都と母に対する思いや距離感がよくわかる。
『飼育』で行われていた小山明子による着物と食料の交換のエピソードはそのまま母が行なってい…

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京都への愛憎が凄すぎて、焼き払いたいとまで言い放つが和服着て街を歩いてたりすると、BBCの要望に沿ってる気もする。京都の排他的な内容と京女の習性そして幼くして戸主にさせられた身の上なんか出て来る。複…

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途中寝てしまった。でも普通に面白かった。トークショーで大島新さんが、自分はおばあちゃんっ子で母(小山明子さん)の手料理を食べた記憶はほとんどないって言ってたのが、ちょっと驚きだった。
4.0

めちゃ惹き込まれるのは話す順番が見事なのでしょうな。
口調はそのままでも怒りが沸々としてくるしもし文章だけ読んだとしても名文だろうなという感じ。
江戸のと火事感の違いの話なるほどと思った。

併映の…

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凛とした一生を送った大島渚の母。
その一生にケチをつけるような終盤の祭りは要らない。

【『私のベレット』欄での前段から引き続き】
女学校時の母と級友らの古い写真、その地の桜満開で後楽者行き交う(この後何回も普通に出てくる雑沓の光景もまた、今や遠い昔に限られたものにも見える)現在…

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京都と母と自分と。誰もが感じる故郷への愛憎。大島渚は最後まで理性的に語っていたがそれで良かったのか?

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