マンチェスター・バイ・ザ・シーの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

　誰もがどこかに古い傷を持っているとは言うものの、こんなにも壮絶な男はなかなかいない。リーも、奥さんのランディも、耐え難いほどの道を歩んで現在にいたったのだろう。兄のジョーも、その奥さんエリーズもし…

• #よしまるの2010年代の映画レビュー
• #マチエール映画鑑賞会

ボストンでアパートの便利屋をしながらひとり生きるリーが兄の遺言によりその子（つまり甥）であるパトリックの後見人となってしまい、故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに帰る。閉じこもり思考なリーが始まる…

擬似的な親子関係を通して主人公が成長する作品は多くあると思うが、本作は趣が若干異なる作品だった。
主人公のリーとその甥のパトリックはジョーの死によって擬似的な親子関係となるわけだが、この出来事を通し…