【ギロディの国のアリス】
『キング・オブ・エスケープ』『湖の見知らぬ男』と強烈なゲイゲイしい描写に局部クローズアップから愛の深淵を魅せつける作家性で、カイエ・ドゥ・シネマから贔屓されている鬼才アラン…
ダミアン・ボナールがホームレスが屯してる橋の下でゾンビの如く取り囲まれ圧し潰されているショットが、次の瞬間に銃声が絶対鳴り響くだろうと予想できるショットで実際に鳴り響くだが、その瞬間『サバイバル・オ…
>>続きを読む構えてはいたものの、やはり面食らう。
どう解釈したらいいものか。
ラスト、狼の群れと対峙した主人公のセリフ「絶対に転ぶな、真っ直ぐ立ったままで。怖がっていると思わせないように」。性を軸とし、人間の生…
アラン・ギロディ2本目
こちらも自然の中でのセクシュアリティの映し方が大胆で美しい。
男同士、男と女、人間と子供、人間と動物と不可思議な関係性について考えさせられる。内容も寓話的で独創的。
老…
この映画で描かれているのは、生命の誕生から老い、死であり、「多様性」といった言葉だけでは捉えきれない性の複雑さである。大写しにされる男性器や女性器からは、性よりもむしろ、生のイメージが喚起される。ク…
>>続きを読む2017年141本目 新作外国映画50本目 0/114,150
ポイント鑑賞
「垂直のまま」
三宅唱の新作に外れて私には相当強烈だった「湖の見知らぬ男」よりもソフトだとあらすじから判断してようやく…
アンスティチュ・フランセによるカイエ週間でのタイトル『垂直のまま』。
「まま」のあとに「に」や「で」をつけないまま。
ロケ地がそれぞれとても離れているそうだけど、それがわかる作りにはなっていない。…
ものすごく良かった。
ロケーションがヤバすぎる。ファーストショットの道からシビれるし、2回出てくる川渡りシーンが美しすぎて昇天。あれは一体どこなのだ! 画調も最高です。『湖の見知らぬ男』と同じような…