これもまた観たいなー。
脈々と続く家族の歴史が依拠する"家"という場所。
失われた片方の乳房。朽ちていくカラダ。
生き続けることは、常に闘いなのだ。
先天的、或いは後天的に身につけた記憶や性癖を毎…
「無神経な人々はどこにもいる
体に熱い血が流れず 脈打つ心臓もない
だが何とか やりすごせばいい」
摩訶不思議なショットが織り成す不穏さ故の、作品全体を妙なオーラが包み込み観客に一…
年末にバクラウを見て、その勢いのままNetflixで鑑賞。個人的に2020年の旧作ベストワン。『ブルータル・ジャスティス』の時も思ったけど、突然発見した監督の前作がすぐ配信されてて観れるのっていい時…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
忘れられない人が既婚者だったと語るルチアおばさん(あまりの美しさにこのお方が主人公なのだと受け取ってしまった)はずっと未婚の母だったのかもしれない。迫害されたと言っていたので当時のブラジルに思いを馳…
>>続きを読むシームレスに繋がれる過去の断片が主人公の現在の日常に込められた思いや家族への愛を連想させ、共に生きてきたかのような感覚をもたされる
保持してきた今の生活に対して加速度的に牙を向ける資本主義的な躊躇な…
同じ監督の「バクラウ」とは真逆の静謐なテイストだけど、根底にあるのは同じ精神だった。家族や一族の歴史や思い出が残る自分の居場所を、アメリカ的資本主義の体現者のような横暴な侵略者から守り立ち向かう事。…
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