夜への前ぶれの作品情報・感想・評価

夜への前ぶれ1958年製作の映画)

Anticipation of the Night

製作国:

上映時間:40分

4.2

『夜への前ぶれ』に投稿された感想・評価

C
-


メモ。

光と影。昼と夜。まわるまわる。地球がまわるようにこの映像もぐるぐるととめどなくまわっていた。「あたしは何を観ているんだろう?」と思う瞬間がいくつもあって、分からないまま映像は進んでいく。…

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Nao
3.5
自らの遺書を想定して作った実験的作品。死を目前とした人間の朦朧とした眼差しの中に光が舞い込んでくるような感覚。空の青のエモさ、回転する遊園地、赤子、首を吊る撮影者。
takara
3.5
今まで見てきた無数の自殺映像はいつも固定カメラだった、それに気づいた。
影、夜、死のイメージ。
果糖
4.0

製作者の自死(首吊り)シーンで終幕する前衛映画。かつて結婚の約束を反故にされ絶望したブラッケージは、実際に自らの自殺シーンを撮影し、死後になってその映像を映画に加えてもらうつもりだったらしい。瑞々し…

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認識できる映像が大部分を占めていてかなり観やすい。拒絶されていない。けど死のイメージが強く現れている作品でもある。実際に監督本人が自殺を試みたらしい。
Mii
-
作品を観ている間、気を取られてた。
捉えどころのないものを直視しているという感覚…
観終わった後のずっしり重い感じと喪失感、疲労感がすごい。無音の威力といい…なんだか内臓にくる作品でした。
永劫回帰か?(テキトー)
4.0

街路樹や信号が夏の澄み渡るもしくは巨大な雲のまばらな視界に現れては消えてゆき、高速道路では颯爽と流れる街灯(昼だからこの映画のように光の球のようではないが)が飛び去ってゆく、長い道のり車の後部座席で…

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ysm
5.0
これは良かった、後期のベケットを読んでるみたいな感覚になる。遊園地には丸くて回るものばかりある。それはただ同じところに戻ってくるためだけに出発し続ける。

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