右側に気をつけろの作品情報・感想・評価

「右側に気をつけろ」に投稿された感想・評価

「地上を離れるのはいつも悲しい」
「置き去りにするものがあるから?」
knd

kndの感想・評価

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80年台はゴダールも軽薄だし、スタイリッシュかつダサいということを確認し、映画はとてもよかった。
N

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3.5
「いつも自分の中に死体があるような感覚がある。それでも地上に繋がれて、あなたの愛に繋がれて、そいつを生き返さなきゃ。」

 物語を三つの系列から描き、それらを一つの作品の上に織り交ぜる。三つ目のレ・リタ・ミツコの収録場面が、作品全体のBGMのような役割を担っていたのが興味深い。
 海辺の家のベランダに少女が現れ、窓が開閉するシーン、全裸の女性とダンスを踊るシーン、走る電車の窓枠に収む美しい緑、白い壁に映り動く光、レストランの鏡張り天井など印象的な演出が多い。ゴダールが車に乗り込むシーンは面白い。
佐藤

佐藤の感想・評価

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最高。

音楽的な雑音の使い方が心地よい。

「お前の運動はヤバいんだよ。」は笑った。
MURANO

MURANOの感想・評価

3.6
コメディ要素と難解さが共に介在する、無茶苦茶な映画にも思える。でも、どちらを取ってみてもやはりゴダール、そして映像に魅力が宿る。

コメディとして見ると、冒頭からゴーダル本人演じる白痴による道化芝居が面白い。ドタバタ劇として笑えます。

難解さという意味では、ナレーションが僕の思考を刺激し、生と死について考えてしまう。

そういった難解さによる思考の活性化を快感とさせるのが映像の力。美しい映像がゴダールならではの映像詩として作品を芸術たらしめています。
『気狂いピエロ』以降のゴダールは理解が追い付かない。いつからか勝手に決め込んで敬遠してた。
ふと本棚から出てきた本作、うっかり見たら思った以上に気に入ってしまい、正直戸惑っている。
何も考えなくていい、ぼんやりしていて、心地よくて、それなのに、あっという間に終わってしまって、すごく困る。
理解できない、そんな自分を責める時間さえないほど、緩やかで明るくあっという間に流れた時間。
こんな見方で良かったのか。躊躇いがちに開いた解説に書かれてたゴダールの言葉。
「僕の映画に理解すべきことなど何もない。耳を傾けさえすれば、そして受けいれさえすればいいんだ」
救われたようだが、捕らわれたように、家にあと幾つ未見のゴダールがあったかしらなんて考えていて、ほんと我ながら調子いい奴。
「人が生まれるはるか以前にささやきは始まっていたのか」→ゴダールはミツメを知っていた?
僕の中ではゴダールの最高傑作。リタ•ミツコに注目。リタミツコのスタジオ録音シーン、空をとぶ飛行機のシーンに飛び、無音のカット数秒。ゴダールの天才がわかる。
t

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3.7
いつにも増してせわしない音楽断片のデタラメな挿入、ゴダール自身のタチ的所作、「ワン・プラス・ワン」を思わせるレコーディング風景とナンセンス喜劇の対比。
個々の瞬間に現れるイメージ単体で楽しむという意味では、狂った乗客達のイベントや開かれた窓と海、空、夕陽、過ぎ去る車窓の風景と手錠など印象的。
ジェーン・バーキンの乗った車を映す時のカット割りのおかしさ、レコーディング中にバックの音量を上げ下げして遊ぶのが良かった。
oqmr

oqmrの感想・評価

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普通の人間がそんな多くの命題を同時に扱えるわけがないのだという諦めを受け入れ、彼の滑稽さを演出する底なしのセンス、駄洒落が愛おしく感じてくるはず。
「死んだのか?」「いや故郷に接吻しているだけだ。」とかサバンナの八木かよ。
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