右側に気をつけろの作品情報・感想・評価

「右側に気をつけろ」に投稿された感想・評価

ジャック・タチへのリスペクトだというが、全く笑えない。ハナから理解できるなんて思ってないが、それでも眠ってしまった。
どこかひとつでも好きなシーンがあれば、と思って観ていたが やはり「東風」以降は苦手。
自分にとってゴダールは「軽蔑」であり「男性・女性」であり「アルファビル」なんだと再認識。
最初ゴダールにしては比較的わかりやすい映画になってるのかなと思ったけど、結局わかりやすいようでよくわからないような作品だった。

でも長回しを基調としたシーンの数々は相変わらずそれだけで見ていられるくらい良いものばかりだったし、ゴダールにしては珍しいドタバタ要素もちょっとジャック・タチっぽいものが感じられた。(というかゴダール自身演じたキャラはユロ氏を意識した?)

途中の音楽制作シーンも、脈絡が無いと思ったら映像を見ながら劇伴を作っているように見えるところがあったのは面白く、ここは映像哲学者のゴダールらしい部分だったように思う。
IKEDA

IKEDAの感想・評価

4.7
ゴダールの表ベストが『ゴダールの決別』なら裏ベストは『右側に気をつけろ』。
紫色部

紫色部の感想・評価

3.5
2018.6.29 アンスティチュ・フランセ東京

音が光を打ち負かそうとしている
Ricola

Ricolaの感想・評価

3.6
断片的な映像が繋がったりフラッシュバックみたいな映像が、なんだか夢の中みたいで不思議な感覚に陥った。

詩のようなフレーズがとても印象的。

冗長に感じるシーンも多かったが、好きなシーンも多かった。

特にガラスの扉のシーン。「西洋人の考えに、『生の世界』の部屋と『死後の世界』の部屋があるというものがある。それを隔てているのは一枚のドアだという。」(一語一句合っているかわからないが、たしかこういう内容)

理解しようとするのではなく、そのままを感じようとしてみたのでこの映画を楽しめた。相変わらず何言ってるのかわからないところばかりだけど笑
たく

たくの感想・評価

4.0
ゴダールで一番好きかなー。
いきなり電話がかかってきて今日中に映画仕上げろってね。
黄色いフェラーリの艶やかさ、青空に飛行機雲、少女の目の前で海風でバンバン閉まる窓、なぜかテニス、足フェチ…。
これをリタ・ミツコのレコーディングとか海辺の音が画面にかぶさってくるのがいいんだね。

ジェーン・バーキン素敵!
扉は開閉を繰り返す。
背後から光が降り注ぐ。
背後に気をつけろ、右側も
「地上を離れるのはいつも悲しい」
「置き去りにするものがあるから?」
knd

kndの感想・評価

-
80年台はゴダールも軽薄だし、スタイリッシュかつダサいということを確認し、映画はとてもよかった。
N

Nの感想・評価

3.5
「いつも自分の中に死体があるような感覚がある。それでも地上に繋がれて、あなたの愛に繋がれて、そいつを生き返さなきゃ。」

 物語を三つの系列から描き、それらを一つの作品の上に織り交ぜる。三つ目のレ・リタ・ミツコの収録場面が、作品全体のBGMのような役割を担っていたのが興味深い。
 海辺の家のベランダに少女が現れ、窓が開閉するシーン、全裸の女性とダンスを踊るシーン、走る電車の窓枠に収む美しい緑、白い壁に映り動く光、レストランの鏡張り天井など印象的な演出が多い。ゴダールが車に乗り込むシーンは面白い。
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