FLASHの作品情報・感想・評価

FLASH2014年製作の映画)

製作国:

上映時間:25分

4.0

監督

『FLASH』に投稿された感想・評価

k
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しみが広がる窓に外と内の景色が映り、「最初の記憶」を語る音声、さらに字幕が重なる。
奇跡みたいなワンカットに感動した。
小田香作品で1番好き。

サラエボからザグレブへ向かう列車の車窓から、重なり合う複数のレイヤーを通して。「千のイメージ」を。「ドキュメンタリーとフィクションを織り交ぜたロードストーリーとして」。・・・あなたに触れる、「イメー…

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4.5

車窓のシミとそこに反射する車内、窓の外に広がる風景という複数のイメージの重ね合わせが、記憶と他者性についての重層的な考察を表現した良作でした。
イメージを重層的に重ね合わせて、そのレイヤー同士を意味…

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3.5

サラエボ-ザグレブ間の長距離列車での旅の記録に過去の記憶語りが字幕として重なる。窓には幾つものイメージが重なり、差し込む光が窓の汚れのパターンすら瞬間ごとに変化させていく(ときに曇りとして、ときに無…

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ha
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やりたいことがすごくよく伝わってくる。車窓の汚れ、こどもたちのこえ、すべての音と映像がつきつはなれつしながらゆらゆらと揺れている。
自分も電車に乗っているかのような心地よさ。
最初の記憶を聴いていく。
記憶を巡る作品。
ふと車内の会話に戻り、最高だねっていう小田香監督の視点が好き。本当に最高
1990
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車窓をずっと写し続けるという斬新な試み
汚れさえもが映像の一つとして確実に記録されていく
邪魔なものとしてでなく
そこにあるべきものとして

最初の方何を映しとんじゃ、多重露光?とか思ってたら列車のガラス越しに撮影していると分かる。手前と後ろの風景が反射して両方映るし、ずっと映ってる変な柄は窓の汚れ。光の入り方によってカメラに映る風景が変…

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ユーロスペースが電車になったかと、、、同時に客を撮る映画、、、

意図してかそうでないか分からないが、ずっとカメラがコチラを向いているのが見える。これが見えてたからこそ、テロップで出される文字が鑑賞…

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4.0

人間は記憶を運ぶもの。

「グーグルの代わりに
あなたに触れることのできる
イメージと声はどこにあるのだろう」
「あなたを撮りたい」
「BANG」

記憶を運ぶ列車はどこへ行く。

最初の記憶…

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