狂える世界のためのレクイエムの作品情報・感想・評価

狂える世界のためのレクイエム2015年製作の映画)

上映日:2018年02月17日

製作国:

上映時間:88分

3.2

あらすじ

派遣切りで職を失った青年・利明はバタフライナイフを手に街に出るが、歩道橋から飛び降りようとしている女・千里を思わず助けてしまう。「あなたが、このくだらない世界を滅ぼしてくれるなら生きてあげてもいいわ」と言う千里のために、利明はテロリストになることを決意する。 千里は、オタク青年やチンピラヤクザをスカウトしてテロ仲間に引き込む。ライバルの出現に危機感を覚えた利明は、千里に自分をアピールしようとテ…

派遣切りで職を失った青年・利明はバタフライナイフを手に街に出るが、歩道橋から飛び降りようとしている女・千里を思わず助けてしまう。「あなたが、このくだらない世界を滅ぼしてくれるなら生きてあげてもいいわ」と言う千里のために、利明はテロリストになることを決意する。 千里は、オタク青年やチンピラヤクザをスカウトしてテロ仲間に引き込む。ライバルの出現に危機感を覚えた利明は、千里に自分をアピールしようとテロの先陣を志願し、「一人一殺」のテロを決行することになる。だが、「世界」は思いもよらぬ方向にねじれていくのだった…。

「狂える世界のためのレクイエム」に投稿された感想・評価

Marrison

Marrisonの感想・評価

4.3
理想通りに生きれてなければ男の人の何割かは、こういう話をたまに考えつきそう。女は普通それよりも「幸せな結婚」と「いかに若さを保つか」の方が重要だけど。(既婚女性の心理についてはワカンナイ。。)
とりあえず最後までイケーイケーッと観れたよ。
終盤、怒濤のメタ化は、作者が大人であることの証明。必ずしも分別臭さじゃないと思う。下手な普遍性に唯一無二性が勝ったんだ!

エロカワな東亜優さんなんだけど、堂々としてて不可欠キャラのままブレずとはいえ、演技そのものは借り物みたいに終始ありきたりだった。当てる台詞を「わよ」などの女王様調よりも事務調の「です・ます」にした方が、強迫力を増せたかも。
しかし彼女もそうだが主役の阿部隼也さんも、一見心許ない演じ方ではあっても針の穴にふにゅふにゅの糸をきっちり通せたみたいな不思議な正解感をどうにか炸裂させてる。太極拳とフォトセッションとサンタ服が普通に最高だった。
二人以外の脇役陣は全員普通に味濃し。当然のことながら、自称映画監督役が結局の鍵。
hrt2308

hrt2308の感想・評価

-
作り手の思いがにじみ出た作品。

ここまで作った事を評価しなければならないだろう。
カナザワ映画祭
ラストは面白かったけど、そこまでの退屈さが、、。
ナレーション語りは映画から集中力なくして惰性で見てしまう。
カナザワ映画祭2016期待の新人監督枠にて。
社会に怨恨を持つ男が自殺女性を救った縁からふたりはテログループを結成する。メンバーを集め一人一殺を掲げトレーニングに励むも実行される事はなく目的を失いはじめる。そんななか主人公は映画監督を名乗る中年男と出会い...というお話。

ラブコメ的展開もありながらグダグダが続くのはリアルとも言えるが、映画として面白くはないですよね。少なくともカナザワ映画祭向きとは言えないのでは。
終盤の意外なメタ展開は悪くないけど、そっちに逃げちゃったかという印象。映画作りについての映画は好きなんですけどね。

俳優の顔がみんなイイことに救われている感じですね。捨て犬のような目をした主役と本当に可愛らしいちょいSなヒロイン、彼らの魅力のおかげでダルい展開も楽しく観れたと思う。

黒沢清監督の講評のとおりで、ちゃんとテロを起こしてこそ映画だろうと。いやまったくその通りです。
カナザワ映画祭にて鑑賞!

期待の新人監督枠☆

世界に不満を募らせる主人公が思いつきで通り魔になるも、なかなか実行できず、ターゲットをフラフラ探しているときに自殺少女を助け、その少女の導きでテロリストになるって話☆
(なんかよく分からんけどホントにこんな話です)

ボーイ・ミーツ・ガールなストーリー展開からの“映画”パロディな展開に転調することに乗れるか乗れないかで評価が大きく別れると思います。
(ちなみにわたくしは後者です)

自殺少女役の女の子がとても可愛いく、その魅力に引かれるように、オタクのストーカー、強姦未遂のチンピラといった“テロリスト候補生”が集まってくる。

彼女の小悪魔的な魅力で候補者たちを手玉に取っていく感じはとても楽しめたのですが、前述の反則ギリギリ、いやむしろアウトな後半の展開に乗りきれないわたくしは完全に置いてきぼり状態(ノ_・。)

“攻めてる映画”と評価出来なくもない一本(* ̄ー ̄)
ロタヒ

ロタヒの感想・評価

2.9
カナザワ映画祭にて鑑賞

テロリストになるという主人公らをコミカルに描く所や、最後の展開なんかは良かったが、ナレーションでの説明が多すぎてだれしまった。
主人公ならびにヒロインの面構えがほとんど完璧。クラシックな演技体も上滑りすることなく成立させていて、さすが日活社員(庶務)監督である。
テロ訓練をほのぼの描くというのも、(それがどこまでが狙いかは別だが)コミカルで新鮮だった。

ただ、やはり主人公がテロ実行を悩むくだりは長すぎるし、"メタ"に展開するならするでそこで"テロ"を起こさなければ、映画ではないだろう。
逆に意味があるとしか思えないピンボケの頻発も気になった。


演出0.6
人間0.8
構成0.5
驚き0.7
趣味0.7


9.29スコア修正


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象
TaiRa

TaiRaの感想・評価

-
クライマックスで映画自体に、ある仕掛けがあった事が明らかになり、やっと面白くなるんだけど、それまでが辛い。結末まで見れば、あのキャラ造形も演出も意図的なのかと思えるけど(素であれはナシ)、そういうの抜きにして楽しめるように作らないと観客は付いて来ないと思う。
【カナザワ映画祭2016五十三本目】
非常にカナザワ映画祭的な題材ではありました。んーでももっとこうしてくれよーみたいな点は多数。ヒロインのちさとさんは小悪魔感は良かったけどベッドシーンもっとちゃんと見せようよ…。あと殺さへんのかーい!という。世の中に嫌気さしてテロリスト目指すやつらの話からああいう展開になるとは思わなかった。