赤い暴行の作品情報・感想・評価

「赤い暴行」に投稿された感想・評価

mingo

mingoの感想・評価

4.1
びびった超面白い。売れないバンドマン4人それぞれの恋愛で展開される曽根節全開のロマンポルノ(ベースのサガラだけ濡れ場なくて可哀想)。ギターとドラムの殴り合い含め友情物語としてもめちゃくちゃエモい。また当時の渋谷や新泉なんかが活写されており、バンドマンがあの道歩いてたんだなあて思うだけでなんか込み上げてくるものがある、傑作。
山科ゆり大好きなので眼鏡姿に萌えた。それにDEVILSの音楽めちゃくちゃ良くないか?「内田裕也なんて大っ嫌いっ」は傑作台詞認定。ジェームズハントと女の朝の歩道橋のとこカメラキレすぎだし、思い出せば思い出すほど良いシーンしかない。私の連れは渋谷クロコダイルで演奏したことあるってさ、
急な反復や素早い横移動、外/内の音声の分離が鋭い映像に寄与してる。ともかくメンバーの切ない顔よ

思いがけず内田裕也追悼
imapon

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4.0
「デビル、さいこぉ!」
「内田裕也なんか大嫌いっ!」
青春映画として傑作。実在の売れないロックバンド デビルのメンバー4人 。芝居は下手だがサウンドはメチャカッコいい。イケてると思うがなぁ。これだけの映画作ってもらって尚、売れなかったんじゃしょうがないか。
曽根中生は前衛的なカメラで一人一人の心情を浮彫りにしていく。マネージャーを殴る切換えのカッコ良さ。ハントの朝帰り。
圧巻なのが事件が起きてからのスタジオセッション。その巧みさには舌を巻く。
加えて本作では音の使い方も極めて前衛的。背景として強調される車の騒音、がなる選挙カー 。
buccimane

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4.5
まずDevilsて名前でデビルと読むのが終始気持ち悪くてそりゃ売れないわて感じ。
でも聞いてみたらボーカルの人がのちに組んでハードロックになったデビルスよりもこの当時の方がカッコいいな。
ボーカルの人が山科さんと絡みの時にカンナビスマンて書いてあるTシャツ着てて何ソレと思ったしバカでかい首飾りを付けたままするのも良かった。
山科さん知性的・現実的キャラでいつもと雰囲気違って良かった。
あとドラムの人の相手もエロエロだしその絡みの映像もカッコいいけどその芽樹さんてかたはあまり映画出なかったみたいだ。
ギターのハントさんは狩猟ぽいセーターがカッコ良かった。
もう1人のギターで作詞係の彼は絡みあったっけか?
原宿クロコダイルに始まり街並みも神泉とか阿佐ヶ谷とか馴染みの風景が多くて嬉しい。
nagashing

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3.0
トリッキーな編集に面食らうも、「ロックンロール・ロマンポルノ」とかいう形容ほどに異形の映画ではないのが残念。グルーピーに囲まれたライブに始まり、おのおのがセフレに対する煩悶をかかえたままのスタジオセッションで終わる、この落差には痺れた。アゲアゲな起立の演奏よりストイックな車座のほうがずっとシネスコ映えするところがまたニクい。朝帰り酔っぱらい男女と早朝ランナー男女のささやかで清々しい交歓にもグッとくる。首都高と一般道の立体交差をバックに、対照的なカップルを対等に扱う視座が胸アツ。
面白かったなぁ〜。
重い話だけど分散されてるから見やすい笑

みんな惨めで暗いものを背負ってて、それを音楽で発散しているってことをカットバックを使って分かりやすく演出していた。

屋外の音と屋内の音を区別しているのが特徴的で、屋外のカットになると街の雑踏などの音が極端に大きくなる。選挙カーの声がうるさいのも同じ意図で、ラストに繋がる。
客もマネージャーさえもいない、自分たち4人だけしかいない、密閉された静かなスタジオの中で、向かい合いながら、自分たちの音を鳴らす。

その後4人がどうなったか最後に出るのは『アメリカン・グラフィティ』を思い出した。

切れ味のいいラストもカッコよかった。

初・ラピュタ。
Hero

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3.7
“DEVILS”なる実在したバンドメンバーの酒と女と音楽と諸々の話。主演兼ボーカルが使う漫才時のアイシュタイン稲ちゃんみたいな関西弁に慣れることから始まるこの映画から得られるものはそうないが、出てくる女の品揃えが豊富。ルックスからしてバカ真面目な彼氏持ち眼鏡のカキタレ、ドラムを養うスレンダー姉御モデル←推し、ギターが引っ掛けた横領メンヘラOL、純真無垢な金持ちボンボン処女、彼彼女らが暇つぶしに無軌道にやりまくる交尾が意図的にラストの長回しセッションに収束していく流れはなかなかグッとくるが、この映画のパンチラインは「内田裕也なんて大嫌い」で全会一致。最近観る映画観る映画に内田裕也が出てくる、祟りかもしれない。

《日活ロマンポルノ時代を疾走した、性愛のアナキスト -曽根中生 異端がいく》
映画男

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4.0
どいつもこいつも哀しそうな顔でエッチしやがって。観てるこっちも切なくなるわ。てかオープニングの鏡の前のショット、かっこよすぎ。
一

一の感想・評価

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売れないバンドのとりとめのない話だが超いい。傑作。ラストのセッションシーン、物語的なオチにもなんにもなっていないのにすごくグッとくるのは何故なんだ(ベースの弦が切れる!)。練習終えてスタジオ前でなんてことなく解散してエンドマーク。かっこいい~。ギターのあいつがバーで引っかけた女と飲み明かした朝にふたりで町を歩くロングショットとかもすげえいい。「内田裕也なんか大っ嫌い!」すごい笑う。
これは!傑作中の傑作中の傑作中の・・・!や! DEVILSってバンドの腐れボンクラが、女とやりまくる映画なのだが、ラスト!しれっと、戻ってきたボーカルのふじと! セッションシーンの長回しは泣ける。あれは長回しじゃないといけんのや!!

ドラムが同棲してたモデル風女がイイですね。あれはいいものです。 ハーフのギターが、女と朝の路上をヘロヘロしながら歩くシーンも死ぬほど好き。 ふみきりのシーンも好き。 素晴らしい映画だとおもいますねこれは。
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