おんな極悪帖の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『おんな極悪帖』に投稿された感想・評価

地獄、極楽、覗きカラクリ……

谷崎潤一郎「恐怖時代」を映画化した70年代邦画時代劇

ひたすら邪魔者を排除しつつ娼婦から大名側室へとのしあがって行く悪女のお話でした!

谷崎らしくエログロ変態(笑…

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悪人というより目先の欲に目が眩んだ愚かな者たちが間抜けに殺し合う時代劇。女郎蜘蛛のような存在の安田道代の魅力がいまいち、なぜ皆がこれだけ踊らされるのか疑問、苦手な役者。小山明子、佐藤慶、小松方正、適…

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otomisan

otomisanの感想・評価

3.8

 佐藤慶を筆頭に小松方正、田村正和、芦屋小雁で脇を固めたら安田道代が善導されるわけがない。おかげさまで、櫓下のじごく上がり、ご乱心気味な森殿さまの若君の御母堂にあらせられるお部屋様という、まさに地獄…

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みんな悪役!

特に暴君が怖かった。無罪な人間を切ったりとか本当に危ない。

奥方も謀上手である。
あと、家老も家老。欲深い人間ばかりだったがそれがこの映画の魅力である。

子どもも笑い声がだんだん…

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半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.5

『地獄、極楽、覗きからくり』_。中でも地獄を見ることは落語の『地獄めぐり』や中川信夫監督の『地獄』、ダンテの『神曲』などでもわかるように無惨だけどどこか楽しい。そうした意味ではこの映画も一種の地獄見…

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大楠道代さんはとてつもない極悪女役なのだが、可愛げみたいなものがある。素敵!田村正和の美青年っぷり!小山明子vs侍田村の前代未聞の真剣勝負!岸田森の高笑い!地獄極楽覗きカラクリ。最後まで生き残るのは…

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下屋敷の権力を掌握した側室(安田道代)が、自分の幼い息子に家督を継がせるべく、上屋敷の奥方(小山明子)暗殺を企てる。谷崎潤一郎原作「恐怖時代」を映像化している、大映のピカレスク時代劇。

谷崎文学特…

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大映が経営末期に突入した頃なのでエログロ風味、かつ外道しか出てこないピカレスク時代劇。
その中でも、やはりというかなんというか、一番強烈なのは岸田森。
処刑中毒・猟奇趣味・女狂い・気に入らない臣下を…

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ShoM

ShoMの感想・評価

-

手持ちの田村正和出演映画がこれしかなく……代表作という訳でもないし追悼には相応しくないかな……

芸者から大名の側室になった安田道代が、姦計を巡らせ権力を手に入れようとする、「全員悪人」のピカレスク…

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名監督池広一夫による側室ピカレスク時代劇。橋の下の遊女からの成り上がり側室役安田道代(現/大楠道代)の撒き散らすフェロモンに皆奸計を巡らし破滅していく。
狂った殿様が岸田森、情夫が田村正和に佐藤慶、…

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