舐める女の作品情報・感想・評価

舐める女2016年製作の映画)

製作国:

上映時間:70分

3.8

あらすじ

夫・輝彦の極度の潔癖症が原因で、臭いものに異常に興奮してしまう妻・カオル。 汚れた衣服にまみれながらの変態的な自慰行為を隠れて行った後に、汚れを拭いたティッシュでトイレを詰まらせてしまう。 彼女は修理業者を呼ぶが、汗だくになりながら 作業するその姿に興奮。 しかもそれを業者の男に気づかれてしまう。その日から彼との愛欲の日々が始まるが…。

「舐める女」に投稿された感想・評価

ちょっと夫婦生活の描き方があまり感情移入できない部分があったんだけど、それにしても脚本や、一つ一つのシーンの芸が細かくて笑ってしまった。サブキャラ達の演技も何気にいい。

あと、スッポンがあるんだったら家庭でのトイレのつまりくらいは自力で出来るようにせなアカンとちゃうか(´・ω・`)。
マシンボーイ的ピンク映画ベスト「韓国に嫁いだ女」の城定秀夫と七海ななのタッグ作品がついにリリースされましたよ!ワクワク

潔癖症の男と結婚した妻はその反動から臭いものに性的興奮を覚えるようになる
ある日、トイレの詰まりを直してもらおうと業者を呼ぶが、その男が汗っかきだったために妻は欲求を抑えられなくなり…、って話

うん、面白かった、ヒロインとその夫の微妙に歯車の噛み合わない感じも良かったし、キーパーソンとなる修理業者の男や第2の女のキャラクターも面白い
なにより、七海ななの可愛らしさ、汗っかき男のタオルを嗅ぐ恍惚の表情の頼もしさ!
そして後半、それぞれに別方向を向いていた物語がふわっと向き合い絡み合っていく感じな、城定秀夫マジック

ただまぁ、他のレビュアーさんの高評価に対してそこまでマシンボーイのスコアが伸びなかったのは、マシンボーイが高スコアを付けた他の城定作品「韓国に嫁いだ女」や「わたしはわたしOL葉子の深夜残業」「悦楽交差点」などに比べて、エモーショナルな展開が無かったことか?
ドラマチックな展開や狂気じみた登場人物がいる訳ではなく、想い合いながらも噛み合わない普通の夫婦が分かり合えるまでをエロという寓話で描いた物語なんで、そこまでのワクワク感を得られなかった

ただ修理業者の男の「好きなように舐めていいんだよ」って言葉によって、夫と自分との価値観の違いに抑圧されてきたヒロインが解放され羽ばたく姿には感動を禁じえませんでしたね
城定監督のエロいい話系の真骨頂はそこよなぁ、何らかの抑圧から解放される姿を描かせたら日本の映画業界で一二を争うよなぁ
あ、マシンボーイは真面目が過ぎる己の性格にいつも抑圧されています…、もっとはっちゃけたいぞ!

ちなみにマシンボーイが好きな匂いナンバー1は、寝起きのかわい子ちゃんのシャンプーと寝汗の匂いの混じった頭皮の香りです!くんかくんかさせろかわい子ちゃんめ!
みんなは何の匂いにぺろぺろなるんかな?是非みんなの爽やかなくんかくんかエピソード教えて欲しいぞ!
これはエロい。
エロ面白い。
主演の七海ななちゃんが本当に愛おしそうに臭いを嗅ぐ演技だけで見もの。
抑えきれない欲望を上手く描いていると思う。
やはりただのピンク映画ではなく、ちゃんと対照的な夫婦に焦点を当てて、最後にまとめているのも良い。

タイトルの「舐める女」というよりは「嗅ぐ女」だった。
R18版タイトルは「汗ばむ美乳妻 夫に背いた昼下がり」だそうで、どちらにせよ間違ってはいない。

面白いのは「悦楽交差点」も専業主婦だということ。
今の時代には専業主婦の方が少ないのかもしれないが、「団地妻」を筆頭として、専業主婦は性欲の隙がある要素として確立しているのだろう。
ライ

ライの感想・評価

3.5
今年の4月より仕事の通勤の関係で、
渋谷から新宿に経由が変わり、
映画鑑賞先の開拓が新宿に移りゆく中、
TOHO、ピカデリーに続いて初テアトルに行ってきました。
個人的には地下に映画館があるのは初です。
モダンな感じですね。

そして初の「OP PICTURES+ フェス 2017」に行ってまいりました。

18時30分の開始にも関わらず、
満席に近かったのでは。
毎年開催されている事もあり、
女性客も多くいました。
休憩無しの2本立て。
本作は最初の1本目です。

ラブコメはひとつのジャンルとして、
多くの方が愛されていますが、
本作はエロコメですね。
笑える場面が結構ありました(^^)

タイトルは「舐める女」ですが、
確かに舐めてはいましたが、
臭いフェチの人妻"カオル"です。
カオルはのフェチを求めて、
草野球で干していたシャツを盗んだり、
ランニングをしている帽子を盗んだり、
それを真空パックで保存していました。

その正反対の旦那は潔癖症。それも極度の(^_^;)
味覚は薄味。温度は28度設定。
まさか、旦那がサディスティックに目覚めてしまうとは。。。(^^)

上記だけの設定で笑えますよね~
SEXシーンは多いですけど、
会場内も笑い声が。。。(^^)
【36-7】「OP PICTURES+フェス2017」にて。
「臭う」と「嗅ぐ」について考えていた。しかし、タイトルはやはり「舐める」で良かったのだ、と思う。中盤の浅野とのやり取りも踏まえて。
夫の輝彦役が色んな人に見えました。
t

tの感想・評価

4.1
ただの匂いフェチ映画を超えた、笑えて切ない心洗われる傑作だった。
これまた対比と反復で魅せる、ひたすら上手い。牛乳と茶とか、夫が20時きっかりに帰宅するというのが良い。ピンク映画の本分(?)である絡みシーンもきちんとエロく撮られていると思う。
森羅万象さんの口調が好き
リズム、反復、反転、対照。美しく面白く教訓的でも無くて素晴らしい。
潔癖症の旦那と匂いフェチの妻。
が、分かり合えるまでの寓話。

最近観た『さりげない人々』(小川修平監督)とって自主映画にも匂いフェチの彼女が出てたけど、それはなぞるだけの変態性欲の描き方で非常に不満だった。

『舐める女』を観て、「そうだよ、これが映画だよ」と思った。

やけにリアリズムに捉われ過ぎてる若手監督多くないですか?

城定秀夫監督作品を観て、映画について本気出して考えてみよう。
indie

indieの感想・評価

3.0
自分の性癖ははっきりと伝えましょうという啓蒙作品。
コメディ的な作りでありつつも自らの性癖に抗えない夫婦が心を通わせるまでを描く。
今まで見たピンク映画の中でも断トツ。俺的ポルノ映画オールタイムフェイバリットベスト3には間違いなく入る。涙出るぐらい震えた。傑作。
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