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最後の家族
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目次

最後の家族の作品紹介

最後の家族のあらすじ

退廃的な画風や独特な世界観から「終焉の画家」と呼ばれ、カルト的人気を誇るポーランドの画家、ズジスワフ・ベクシンスキの晩年を描いた伝記映画。アンジェ・ワイダ映画マイスター学校出身のヤン・P・マトゥシンスキ監督の長編第2作。第69回ロカルノ映画祭でプレミア上映され、NETFLIXドラマ「クイーンの帰郷」(2022)にも主演するポーランドの名優アンジェイ・セヴェリンが主演男優賞を受賞。グディニャ・ポーランド映画祭2016ではグランプリをはじめ7冠、ポーランド映画賞2017では脚本賞など4賞、ソフィア国際映画祭2017審査員特別賞など数多くの賞を受賞した。 1977年、20世紀のポーランドを代表する画家として知られるズジスワフ・ベクシンスは妻ゾフィア、それぞれの母と共にワルシャワのマンションに暮らしていた。ズジスワフは音楽ジャーナリストで映画の翻訳家として活動する一方、情緒不安定で自殺癖のある息子トマシュを、彼が住んでいたサノクからワルシャワに呼び、部屋を借りて住まわせる。ズジスワフ夫妻にとってトマシュは最愛の息子であると同時に最大の悩みの種でもあった。ズジスワフはトマシュの奇行に翻弄されながら創作を続け、メディアの取材を受け、仕事は順調だったが、家族は一人また一人と彼を置いて世を去っていく…。

最後の家族の監督

ヤン・P・マトゥシンスキ

最後の家族の出演者

アンジェイ・セヴェリン

原題
OSTATNIA RODZINA/The Last Family
製作年
2016年
製作国
ポーランド
上映時間
123分

『最後の家族』に投稿された感想・評価

4.2
これはすごい面白かった!ほぼずっと悲劇。終焉の画家と呼ばれてるベクシンスキーの28 年間にわたる陰鬱な家族の物語。人生が不穏なディストピア。才能はあるが社会不適合者で問題を起こす息子のトマシュを中心に繰り広げられる家族の確執、愛憎劇。祖母、母、次々に去っていく。。最後に残った意外な人。それにしてもトマシュが超強烈だった。女性嫌い、自殺願望。被害妄想が止まらなくて些細なことが大事に発展しがちな問題児。"俺の家で自殺していいのは俺だけだ!"とか"50歳になったらみんな注射で殺されるべき"とか。死が唯一の解放って感じ。死後のおめでとうはなんか妙に納得。ちょっとだけnew year要素入ってたけどとにかく暗い。
4.5
“3回見たら死ぬ絵”でお馴染みのポーランド画家、ズジスワフ・ベクシンスキーの伝記映画。お絵描きAIの「Midjourney」が生成しそうな絵を描く画家である。
個人的に好きな画家トップ10に入るぐらいには好きな画家なので彼の人生はなんとなく知ってたし悲しい結末にしかならない事は分かってたけども、そういうの関係なく映画として激オモロだった。
情緒不安定で自殺癖のある息子のトマシュに両親がただただ振り回される。時間を大胆に飛ばしながらその生活の決定的瞬間を覗き見るような映画。トマシュを演じたダヴィド・オグロドニクの存在感がひたすら強烈。
想像ではズジスワフ・ベクシンスキーの内面だったりインスピレーションにフォーカスするものだと思ってたんだけども、いざ見てみれば一歩引いた目線から見た家族ドラマだったので個人的に嬉しい想定外だった。よくよく考えれば映画のタイトル自体もそうだし作品にタイトルも付けない、テーマを語ることもしない人だったということもあり確かにそこに踏み入るのは粋ではないか。
常に見ててしんどいのは間違いないんだけど途中途中挟まれる家族の会話がめちゃ面白くて助かる。トマシュが音楽に浸っている瞬間に出る根の優しさにちょっとウルっと来る。
“死”というものに取り憑かれた感受性が高すぎた父子の物語。
[ベクシンスキーとその家族について] 80点

ヤン・P・マトゥシンスキ初長編作品。1977年から始まるズジスワフ・ベクシンスキー家の28年に及ぶサーガ。終焉の画家と言われながらもお喋り好きだったズジスワフはスタート時点で50歳手前だが、海外からもアトリエを見学に来るほどに成功した画家として創作活動を生活の中心に置いている。最愛の息子のトマシュは情緒不安定で自傷癖もあって、家族に心配をかけている。部屋を父親の絵画で埋め尽くすほど画家としての父親を崇拝していて、家族仲自体にヒビが入っているわけではないのが幸いだが、夫婦それぞれの老母との同居生活も含めて、それらの皺寄せはほぼ全て妻ゾフィアに行ってしまっている。余命幾ばくもないゾフィアが洗濯機の使い方をズジスワフを教えながら、自分が入ることになる墓の話をするシーンは本作品の最も象徴的なものだろう。次作『Leave No Traces』は1983年に起こった秘密警察による一般人暴行致死事件とその裁判を描いている。つまり、本作品と同じ時間を共有しているはずなのだが、共産主義社会や社会情勢の変化などは全く描かれず、ひたすら家族の物語に徹しているのが良い選択だと思うが、ベクシンスキーって政府からの弾圧とか無かったんかな?人が死んでばかりの映画ということで、スザンナ・ニキャレッリ『ミス・マルクス』を思い出した。義母の葬式とか妻の死体とか容赦なく撮影し、息子を気にかけながらも根本的に興味はなさそうなベクシンスキーを見ていると、冒頭で彼が"私の想像すること/惹かれることは全てメタリアリティの世界で起きている"と言っている通り、彼はリアリティすらメタ的に捉えようとしていたのかもしれない。

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