赤線地帯の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『赤線地帯』に投稿された感想・評価

浮遊感のある独特な劇伴に、活気あふれるネオン街、そこに生きる人間の強さと哀愁。
バランス感が絶妙、さすが溝口健二。
4.2
ラストカットが怖すぎる
Juzo
4.8

吉原の遊郭「夢の里」。そこに生きる女性たちは、単なる被害者としてではなく、それぞれの欲望と希望、傷と戦略を持った個人として描かれる。
溝口の視線は決して彼女たちを断罪も美化もせず、ただ凝視する。
そ…

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男も女もいつの時代も人は変わらない
娼婦の歩き方とは きっとこうなのだろう
今まで映画では感じたことのない複雑な感情が込み上げてきた
京マチ子のはすっぱな関西弁が最高
良い映画を観ました
Laura
3.5

母を拒絶する息子、父を拒絶する娘、男を拒絶する女。母であること、娼婦であること、女は所詮、社会的役割や関係性のなかでしか生きられない弱い生き物。なかでも特に母親が弱いのは、彼女が母であり女であるとい…

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kt
-
人間臭いのにどこかさっぱりしている、初溝口作品新感覚
生きるにはコストがかかるが、世界の行末を見極めるのはフリー。
5.0
宮台から入った
4.4

幸せの形は似たり寄ったりで、不幸の形は千差万別だというが、この映画には本当にさまざまな境遇の女性たちが描かれている。なぜ彼女たちは春を売らねばならなかったのか。その背景や社会的構造に、彼女たちの日常…

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