吉原炎上とか幕末太陽伝等遊郭映画の系譜の作品、加藤泰監督得意のアップやローアングルの多用もあるし、主演の桜町弘子を初め加藤組の常連も登場して遊郭の性的搾取をコメディタッチだけどちゃんと描く。この時点…
>>続きを読む近代公娼制度の授業にて。
衝撃的な題名の割にはマイルドな内容。
近代公娼制度という人身売買では、露骨に娼妓の骨までしゃぶるよりも、言葉巧みに娼妓も知らないうちにその骨をしゃぶり尽くす。そんな印象を抱…
大吉原展炎上の文脈で紹介されていて勉強程度に見たのだけど、映画自体めちゃめちゃ面白い。編集のリズム感すごい。
明治30年代の洲崎遊郭を舞台に搾取構造から逃走する女性たちを描くウーマンリブ映画。コメ…
文字通り骨までしゃぶるように遊女を扱き使う遊郭の中で簡単に腐ってやらずに いつだって自分の幸せのために貪欲でいる、そんなお絹の姿に 人間が生きる上で大切なことを学べたような気がする。天真爛漫で生命力…
>>続きを読む1966年(昭和41年)東映 ”骨までしゃぶる”
監督 加藤泰 脚本 佐治乾
栄華を極めた時代劇映画も下火になり東映は任侠物に路線変更し時代劇はテレビに移行した時期にあたる
東映3人娘の一人…
タイトル通りの搾取構造でコメディタッチとは言えかなりえげつない。
そりゃ遊女達は抜け出せないわ。
桜町 弘子演じる遊女が最初は本当世間知らずにしか見えないが、姉さん達に色々教えてもらい、自信や知恵を…
加藤泰、全体的な構図の取り方に篠田正浩と類似する、シネスコサイズへの意識的な空間配慮を感じる。が、篠田作品よりショットの持続の仕方というかこちらの方が生き生きとしたリズムにちゃんと乗っかっている感が…
>>続きを読むんー、素晴らしいなぁ、、、、
確かに部屋に入るのが先なら、逆立ちで待つわな
勢いのあるショットとか、画の外に出す演出とか、そういうのが継承されていないことって日本の映画界の著しい損失なのではない…