このレビューはネタバレを含みます
空気を読むことが苦手な優子の言動だからこそ
逆に他の人たちが、読まなくてもいい空気を読んでいたことに気づかされるようなシーンがあって印象的でした。
姉の彼氏に、「指輪あげたいならあげればいいじゃん」…
自閉症(もしかしたら軽度の知的も入っているかもしれない)の妹と健常者の姉の別れの話です。
物語の途中で、「普通なんかわからない。」
「あなたのことを認めている人は沢山いる。」
父親がそんなことを言…
ASDの妹と暮らす姉の話。この姉のように「妹はわたしが守る」という責任感が強ければ強いほど「カサンドラ症候群」になってしまいがちらしい。姉は姉の人生を生きる。それを「発芽」という表現にしたのかな。
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●発達障害を持つ妹と、その姉のお話。
●姉の恋人も絡んでくる。
●『支えている方も、支えられている』って言う、よく言われる『真理』を描いてる作品。
●でも、お互いのために離れるコトを決める姉妹…
「私は渦の底から」の野本梢監督の短編。
説明しすぎないエピソードを重ねながら、関係性や状況を浮かび上がらせる表現は、とても好み。
姉の彼氏が、妹の突拍子もないように見える行動を真正面から受け止めたシ…
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大切な人への本当の優しさとは、愛とは何なのか?そんな問いに気付かされて、ドキッとした。『わたしが発芽する日』の “ わたし ” が誰のことなのか、観終わってからなるほどね…とほっこりとした。フィルム…
>>続きを読む2023年463本目
あいち国際女性映画祭や東京国際レズビアン&ゲイ映画祭、田辺・弁慶映画祭など各地の映画祭で受賞を重ねた「私は渦の底から」で注目を集めた野本梢監督が、2016年に手がけた短編。結…
何の事情があって姉妹は一緒に暮らしていたのか。最初は親がいないのかと思ってたけどなんかお父さんいるし、お父さんが別の家族の介護かなんかで別々に暮らしてた感じなのかな。
普通とは何か、普通でないからダ…
ⓒ2016『わたしが発芽する日』