初ハンガリー。
静かな映画。
美しい森の中からの屠殺。
稲森いずみ似コミュ障と役所広司似の軽度身体障害の不器用な恋愛。
性欲促進剤の窃盗。
掃除婦バアさんの金言。
凄く癖に刺さる映画でした!
お…
僕は孤独な人間なので、深夜、真っ暗な部屋のベッドに寝転がりながら、なんとなく天井に向かって左手をぐっと伸ばし、誰かこの手を掴んでくれないかと願っては、静かに絶望し、疲れた腕を下ろしてひどく惨めな気持…
>>続きを読むまず動物の描写にいきなり惹かれた。
まるで人間が演じているのかと思うぐらい、動物たちの姿は感情を露わにし饒舌なのだ。
これから来る自分の運命を悟っているような牛。無垢な子供がじゃれ合うように戯れる鹿…
言語力ゼロの感想です。良い映画でした。
ハンガリー、ブダペスト、牛の生食加工、聖なる鹿、森と池、障害を持つ者の悩み、掃除のおばちゃん良き、CD屋のねーちゃん良き、精神分析医の苦悩、性とは、社食ランチ…
自分がこの20数年間生きてきた事実を信じることができる証拠は何か。体は数ヶ月単位で細胞が入れ替わってしまい何の確実性もなく、牛の体(肉)をBランクであると判定してしまうようにどこか大切にしようと思え…
>>続きを読む愛がハートの形とは限らない。
色々なマイノリティに対し寛容になってきた時代とはいえ、自分はまだ当たり前のもの以外に対する可能性を排除してしまいがちだなぁ…
生命の数だけ愛の形があるし、愛を持たないの…
屠殺場の牛は自分の順番が来ると涙を流すという。都心の一角にある屠殺場は夕方近くになると叫び声をあげるのを聞いたことがある。この作品の貴重な映像に目を背けたくなるが、それは現実の世界であり自分たちの食…
>>続きを読むこの作品は、写実的な表層をまといながら、実際にはメタファーと映画作法で編まれた寓話。屠畜場の血と鉄、そして雪原を並走する鹿の夢。その落差は「人間が生きる二つの領域」を象徴する。
鹿の夢は「純粋な魂…
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