アンナと過ごした4日間の作品情報・感想・評価

「アンナと過ごした4日間」に投稿された感想・評価

haru

haruの感想・評価

4.0
ストーカー映画No.1。

レオンは向かいに住むアンナを毎日覗き見。しかしある晩彼はついにアンナ宅へ不法侵入。至福の4日間を過ごす。

これはレオンからすれば純愛なのかもしれませんが、アンナからすればストーカー以外の何者でもなく、嫌悪感を抱くのは当然。ネタ的にやはり「愛に関する短いフィルム」が思い出されますが、覗きなんか通り越したハイレベルなレオンのストーカー行為の数々。しかもこっちがハラハラするぐらいの大胆さでして、その勇気を使えばナンパくらい朝飯前だと思う。寝てる女性を起こさないようにペディキュア塗るほうが、絶対ハードル高いと思う。
レオンのようなストーカーって、相手からの愛を求めていない。彼はアンナを救えなかったことを激しく後悔していて、今度こそ彼女を守りたいという気持ちからあの一連の行動に至ったのかと思うんですが、彼女に尽くすことが自分の幸せなんですよね。それって結局自己満足じゃねぇか!とムカつきつつも、彼はアンナに妙な理想を押し付けたりしないので、パトリス・ルコントよりは救いがある。しかもアンナが全く美人じゃないというか、絵画に出てきそうな太ったオバちゃんということで、だんだん応援モードに。

アンナが指輪をはめるシーンは、ちょっと泣いてしまうくらい美しかった。もしかしたらこれが二人の始まりかと錯覚してしまうくらいに。
Ricola

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3.4
体の弱い祖母と暮らす中年男性のレオン(アルトゥール・ステランコ)は、あることがきっかけで看護師のアンナ(キンガ・プレイス)に恋心を抱き、自分の部屋から彼女の部屋を覗き見するようになる…。


説明的な表現が少なく、淡々とストーリーが進んでいく。

複雑そうに見えて意外と全体的にシンプルに感じた。

あまり凝りすぎた演出がないからこそ、男の純愛ゆえの狂気がダイレクトに伝わってくる。
痛いほど苦しい。

同情という言葉で片付けたくないが、かわいそうと思ってしまった…。
xxxxxxx

xxxxxxxの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

記録
主演の俳優さんを最初、ジャン=ピエール・レオと勘違いしてしまったのは内緒。
主人公のやってる事は完璧にアウトなんだけどそれがまためちゃくちゃ切ないー。スコリモフスキ監督好きだな。出発BDで発売してくれ!頼む。
す

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3.3
言葉があまりなく、映像で進むから色々と想像しながら観ていく。常にかなしい感じ。
おっちゃんがやってることは完全にアウトなんだけれども、孤独な生活の中の唯一の楽しみなんだよなぁって思ったら不器用すぎる彼を抱きしめたくなった。
なんでそんなに哀しそうな目をしてるの、おっちゃん。。
こっちまで哀しくなってくる。。

おっちゃんストーカーに気持ち悪くならなきゃいけないんだろうけれど、私はそれが出来なかった。ただ、哀しい。
パーティーの片付けとかさ、めっちゃ良い人やん!いや、ダメなんだけれどもね!!!
あー、やっぱり嫌いになれない。
おっちゃん、私とも過ごしてくれ…!!

それにしてもこのご時世、
SNSには自分の生活を顔出しで全世界に発信している女の子達がいっぱいいる。
そんな女の子の投稿を監視して知り合い気分になってる人も多いんだろうな。
commonlaw

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4.0
『早春』のエモさをヒートアップさせ、曇天の暗さで覆ったような作品。感動。白い窓や、指輪などいつにもましてロマンチック。
思えばこの映画をイメージフォーラムで見たときから、自分はシネフィルとして人生を狂わせていったのかもしれない。

スコリモフスキの作品群を大体知ってる今となっては、彼が原点回帰して更にデカローグ以降のキェシロフスキに寄せたかのような異質な作品という印象を受けるが、やはりこのジメジメした世界観をじっくり映す作風や川を流れる牛の屍体といった不穏なイメージ等は何度見ても堪らない。

基本的に主人公の歪んだ愛情が気持ち悪い映画で、覗いてる窓に主人公の手がチラッと見える描写にも気持ち悪さが垣間見えるのだけど、お世辞にも美男美女とはとても言えない二人がそれを演じてるのが特異で逆に良いし、映像が良いから神聖にすら思える瞬間があって困る。

変な映画なのは間違いないけど、映像も作風も好みだから事ある毎に見たくなる作品で、最初に見たってこともあり自分の中ではスコリモフスキのベスト。
ベッド下からのショットがいい。主人公はストーカーだが、こんな風にしかコミュニケーションをとれない人間であるというところに切なさがある。
mtmg

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3.1
スコリモフスキの映画はスロースタートなものが多いと思う。だんだんと面白くはなっていくけど往年の「早春」とか「ムーンライティング」には及ばないかな。
otom

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3.8
こんなに壮絶な片思いも、キモいオッサンでなくイケメンだったら何の問題もないのでしょうね。不法侵入されてたら、そりゃふられるのは仕方ない。冤罪の方はともかくとして、許されただけ幸運な気がする。しかし、こんなにキモイ内容なのに、張り詰めた空気と映像の美しさはかなりのもの。不器用な男が不器用過ぎて、それが切なさを深くする。良作。
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