【干渉する不条理に干渉できない痛ましさ】
『アウステルリッツ』、『粛清裁判』、『国葬』、『ドンバス』と日本でもセルゲイ・ロズニツァ作品が紹介され注目されつつある。JAIHOでも6/4(土)より『ジェ…
2022/8/2
最初から最後まで、主人公の女性が無表情のまま。彼女の問いかけにきちんと答える人はなく、理不尽な扱いを受けるばかり。が、郵便局員や刑務所員には小包返送の疑問を投げ掛けられるのに、見る…
"全て手配した。準備は整ってるから。行けばわかる"
人間を人間扱いしないロシアの社会の闇をウクライナの監督が痛烈な皮肉を込めて風刺。ある意味通常運転、少しのファンタジーも込めて。猛獣は紳士の顔をして…
訴えたい社会が透けて見える寓話という逃げ、漫画みたいに分かりやすい底辺の住人と型通りの混乱、リアクションありきで次の人物が現れる段取りでしかない構成、物語の何処かで見かけた人たちが全員集まる晩餐会が…
>>続きを読むウクライナ出身の国葬などで
話題の鬼才セルゲイ監督。
ずっと作品などはきになっていたが
ウクライナ出身なこともあり
内容的にも色々と考えてしまった。
刑務所にいる夫に送った
小包が返送される。
夫…