ビューティー・アンド・ザ・ドッグス(原題)の作品情報・感想・評価

ビューティー・アンド・ザ・ドッグス(原題)2017年製作の映画)

Aala Kaf Ifrit/Beauty and the Dogs

製作国:

上映時間:100分

4.2

「ビューティー・アンド・ザ・ドッグス(原題)」に投稿された感想・評価

Mizuki

Mizukiの感想・評価

4.0
観た後の疲労感が半端じゃない映画。

事実に基づいてるっていうからより一層だけど、それに臨場感溢れるカメラワークと役者の演技による相乗効果が観客を飲み込みます。

ほんと、一晩で全てを経験したっていう言葉が重かった。

観る人が女性であっても、男性であっても、苦しくなるはず。
ミニシアター@THE PROJECTORで開催中の
Middle East FILM FES 2017に行ってきました。

今日見たのがこの作品。監督はチュニジアの女性監督カウテール・ベン・ハニア

チュニジアの若い男女が悪徳警官が首謀者のある事件に巻き込まれる
警察は市民の味方なのか敵なのか?
主人公の21歳の女性の人権侵害との戦いの物語

と書くと深刻そうな話に見えるんだけど、まあ実際に相当深刻なんだけども監督のタッチが独特のユーモアがあって笑いが出るところもあった
何よりも主人公の女の子がいい!
『バッファロー66』のクリスティーナ・リッチっぽいムチムチ感があり
笑っちゃいけないんだけど笑っちゃう
冒頭のパーティードレスを選ぶシーンなんかは女性監督ならではのきめ細かさ

一夜の出来事を8話に章立てして展開されるこの映画の特徴は各章が
全部カットなしの長回しだってこと。
この演出がかなり当たっていて、狭い警察署や病院の回廊とかクラブの混雑とかの中における主人公の心細さみたいなものがモロ伝わってくる
あとカメラが回ると、変な人がワッと登場したりしてびっくり感が増幅されていた。

中東映画もかなり高水準だ!