惜しくも堀禎一監督の遺作となった【ラブ・
ストーリー】。
父の最期を看取りに帰郷した直美(西山真来)と
再会した義理の弟、裕之(鎌田英行)の恋が再燃。
そこへ直美を追って来た幼馴染の義雄(松浦祐也…
人間が3人以上のシーケンスになると唐突にギアが上がる。展開が加速して人間関係の化学変化がそこかしこで起こりまくる。食堂で3人がビールを飲んでいる時に妊娠報告→失恋のせいで泣く→妊娠が嘘だと分かる→そ…
>>続きを読む濱口竜介の本で紹介されていたので観た。
その本の中にあった編集点の部分についても興味深いけど、それより僕は、あのぎこちないズームアップに驚愕した。一般人のホームビデオでしか見ないような、ヌルッ、ヌ…
惜しくも47歳という若さでこの世を去った堀禎一だが、本作を見れば見るほど、彼の恐るべき才能に驚かされる。山間の小さな町に生きる人びとの、あまりに小さな性と愛の物語と内容を要約したところで、彼の異常性…
>>続きを読む狭く近く生々しい、山奥のスモールサークルの夏映画。「他なる映画と」での引用部分が気になって見たのもあり、なんだかハッピーアワーにも寝ても覚めてもにもちょっと似て見えた。みんなナチュラルに見えてみんな…
>>続きを読む養父を看取るため、山あいの田舎町に戻ってきた直美。そこで義弟(養父の実子)・裕之と再会する。思春期に体の関係を持っていた二人は、再び深く関わるようになり、いずれは結婚を…と考えるものの、「本当は実の…
>>続きを読む改めて見返すと見落としていた歪さに気付いてハッとさせられた。葬式のみんなが集合するシーンの盛り上がり、からの途中で挟み込まれる近親相姦カット。水辺ではしゃぐシーンの最初のショットから2つ目のショット…
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