赤色彗星倶楽部の作品情報・感想・評価

「赤色彗星倶楽部」に投稿された感想・評価

やっと見れましたーーーーーーー
FACE vol.3 Cプロ
なんてことない高校生の日常
剣道部のハナちゃん、天文部のしょうちゃんは幼馴染
ハナちゃんは天真爛漫で可愛くて、こんなん好きになっちゃうわ。
天文部は男3人、女1人の4人
途中まで恋っぽさ全然無いのに半ば過ぎたあたりから急に人間模様、空気が変わってびっくり。
あーーーこれからこの子達はどうなるんやろう。
9月22日はXデーで何か関係が変わってしまうんやろうか。
って色々考えてたんです。私の心はバキバキに折られた。
あまりにも急で、でもこういうことよね。予告なんかないもんね。
理由もハナちゃんっぽいなぁとか、剣道部員(先輩?)の牽制無視してたらとか、自分が言えてたら変わってたんやろうかとか、なんか色々考えてしまって。
悔しいなぁ、悲しいなぁ、切ないなぁ。
しょうちゃんの感情がリアルに伝わってきて。
多分私もハナちゃんのこと好きになってしまったからやと思う。
ハナちゃんとしょうちゃんの黄昏時みたいなシーンで涙が零れてしまった。
はーーーこんなお話しやとは思わなかった。
甘酸っぱい通り越して苦い。めちゃくちゃ苦いよ。青春の味って苦いんかもしれん。

しょうちゃんが私の好きなバンドマンにそっくりでかなり混乱しました…多分それで余計感情移入した気がする…
ずっとタイトルが気になっていたのですが、配信が微妙にニッチなサイトでしか見つからなかったのでスルーしてまして…。

早稲田大学の映研の卒業制作(?)だったんですね。知らなかったです。
まだデビュー直後の手島美優ちゃんが出演していて、キャスティングのセンスが光ってますね。

エンタメ性も兼ね備えつつ、作家性もしっかりと感じられる一本でした。

「海抜」もそうでしたし、少し遡ると「あの娘が海辺で踊ってる」もそうですし。
手軽に映画が観れるようになって、手軽に映像が撮れるようになって。
新世代の到来を常々感じます。

とはいえ配信環境には厳しい部分もあるので、自主制作映画にももっとアンテナを張っていかないとなと思います。
MOCHIWAR

MOCHIWARの感想・評価

3.8
ノイタミナ枠かな?とか思わせるような展開に少々困惑、サルトルを幼馴染に勧める彼に「マンスプゥマンスプゥ」とかゲスい野次を飛ばしながら鑑賞。不器用というか、まだ「言葉」という兵器を持て余している彼らの思い通りにいかないコミュニケーション、意思が言葉でなく行動に表れているのは観客である僕らが一番分かっている、というのは慢心かもしれないけど、愛おしい。

突きを得意?としている手島美憂の牽制には俺も唖然とするしかなかったけど、彼女だけが全てを分かっていたような素ぶりに最後まで期待させられてしまった。
eye

eyeの感想・評価

3.7
赤色彗星倶楽部(2017)

まさかまた劇場で観測できるなんて…
3年ぶりの赤色彗星到来。。。

『赤色彗星倶楽部』は当時ポレポレ東中野で1週間限定公開されていた

山戸 結希監督(ホットギミック/19・21世紀の女の子/18)が映画に寄せたコメントが

劇場公開回数とかけあわせて

「7回だけ赤色彗星がやってくる」

と表現されていたことを今でも覚えている

ポレポレで公開終了になったあと 同じように1週間限定でテアトル新宿の あのどデカいスクリーンにて公開されていた

今作は早稲田映画研究会(自主制作)による作品で撮影自体は2015年に行われていた

第11回 田辺・弁慶映画祭でグランプリを獲得し PFF2017でも入選してたり 数々の映画祭を渡り もはやインディー感をちょっと抜けたような

何ならホントの彗星のように

たまにしか出会えないレアな映画といえるのかもしれない

ちなみに

『また一緒に寝ようね / 15)』
『なっちゃんはまだ新宿 / 17)』

両作品で監督を務めた首藤凛 監督も「衣装」という形で『赤色彗星倶楽部』に参加している

『赤色彗星倶楽部』は

天文部メンバー内で盛り上がる60年に一度の赤色彗星の到来を前に同じ磁力を持つ彗星核を作ってタイムパラドックスを起こそうする青春SF群像劇

文化祭とも近い9月22日に到来する赤色彗星を前に彗星核を巨大化させるために部員は奮闘するわけだけど、、、

全体の雰囲気として

教室での他愛のないお喋りや授業中に似顔絵描いて生徒間で回したり

主人公ジュンとハナの幼なじみの恋模様とか天文部ジュン・カヨ・ヨシヤス・ハタケの4人の雰囲気とか

学生特有の器用さと不器用さのいなたい雰囲気があって

ダラダラした黄昏の放課後の感じも
瑞々しい記憶として綴じ込められている

>なにを忘れて大人になろうか

ジュンの幼なじみのハナが不慮の事故に遭い
居なくなり改めてジュンにとってハナはかけがえのない人であったことを認識する

恋愛モノにはありがちな設定ではあるけど
「赤色彗星」×「ハナ」の尊さが掛け合わされている

居なくなった彼女は巨大な彗星核を前に天文部メンバーの前に記念撮影の際に一瞬現れる

サブリミナル的なコマ挿入で
それがあのメインビジュアルの画

その後 赤色彗星がやってきてタイムパラドックスからのパラレルワールドが展開される

その世界ではジュンとハナが別の次元の中で会話するシーンが描かれる

喪失感の曲がり角も描かれ「寂しさ」と「儚さ」に加えた現実の先の忘却の世界において

ハナのセリフ

>(私を)忘れてもいいんだよ?

あれにはなんだかジュンと同じようにポッカリとした喪失感を追体験してしまう

>青春は、普遍的に平凡で、余韻だけが鮮やかだ

彗星の観測も重要だけど それよりも他愛がなくなんて事のない 平凡な日常こそ彗星のような はなやかさを持っている

というメッセージが作品に込められてる

劇中では あれよあれよと 彗星のようにハナは立ち消えて彼女はお星様になったわけだけど

きっと何年も胸に残り続けて輝く赤色彗星のように唯一無二の魅力が詰まっている

青春は瞬いて一瞬で消える彗星のように儚くてきっと忘れてしまうことの方が圧倒的に多い

だけどいつまでも心の中に残像として想い起こせる映画であることは間違いない
空気系アニメのようなノリ。それを面白く思う時もあれば、薄ら寒く感じる瞬間もあってなかなか好きか嫌いか判然としなかった。が、後半の展開は文句なしに推せる。いつの間にか応援しまくっていた。
ともすれば彗星が接近しているという設定以上に本作をSFたらしめている“秋休み”。学校によっては実際にあるらしい(信じられん)が、その響き一つでネクター、パンの袋留めなどと共に金をかけずSFらしい意匠を凝らすことに成功し、みごと作品を完全勝利へと導いておられた。

あのシャッターが切られる瞬間。運悪く丁度瞬いてしまったり視野が狭かったりして、はっきりとはそこに映されたものを認められなかったとしても、それは然して問題ではない。何が起ったか感知することさえ出来れば、充分すぎるほどの感動が待っているのだから。
何万光年も突き放されたような気になってしまうエンディングにおいて、監督だけが其処にいっしょに居残ってあげている。このたった一本の自作の道連れとなって蒸発し、慣れ親しんだ世界を永久に離れることすら厭わぬつよい覚悟、その病的なまでの愛の深さに心からふるえる。
ちょい

ちょいの感想・評価

4.0
インディーズ映画って初めて見たけど面白かった〜綺麗なカットがいっぱいあったのと羽馬さん素敵すぎた
『赤色彗星倶楽部』(2018/日)
高崎映画祭、鑑賞9作品目。主人公はとある高校の天文部員ジュン。地球に赤色彗星が接近する時、時空が歪み、なにかが起きる。トンデモ学説はさておき、天文部らしく「彗星の核」を作ってみるか。青春ど真ん中だけど目的のないまま過ぎていく日常、のはずだった物語。

今回の高崎映画祭で、見逃せなかった一本。早稲田大学映画研究部・武井佑吏監督による自主制作映画。PFFアワード2017で日活賞と映画ファン賞、田辺・弁慶映画祭でグランプリを獲得して、2018年に劇場公開に。
結論を先に書きますと、商業作品と伍するクオリティの秀作でした。見逃さなくて良かった。

天文部員ジュンとその仲間たちの青春を、サルトルが提唱した哲学理論「実存主義」を絡めて描く物語。織り込まれる様々な示唆を含むセリフ、はっきりと意図をもって作られている映像、商業作品と比肩する美術。粗さも見えますが、多くの長所が完全に上回っています。

主要キャスト5人も商業レベル。抜群にヒロイン感のある手島実優さんと、天文部「うさぎ座の女の子」ユミコテラダンスさんの魅力が、作品を一段高いところに。二人だけのやりとり、「オリオン座とうさぎ座」のエピソードは、緊張感と互いの気持ちが浮かぶ、忘れられないシーン。

この作品の云う実存主義を「目的を持って作られる道具と違い、目的を持たずに生まれる人間。だから人間は自分で目的を見つけて生きていくのだ」と解釈しました。この映画では、目的を持たない「不発の青春の日々」と、目的を見つけたジュンと天文部員たちの彗星接近の日をクライマックスとして描いています。

「不発の青春」の部分は、出口もオチもないまま終わってしまうエピソードで描いているところが商業映画では観られない、本当の日常感でした。
そして作中の国語教師が語る「大事な事は言葉にならない」という言葉。この映画はそういう部分に余白を残すのが見事で、クライマックスも、まさにそういうシーンでした。そして鑑賞後に際立つ、作品ポスターと『赤色彗星倶楽部』というタイトルの秀逸さ。もし機会があれば、見逃さないで鑑賞をオススメする秀作です。
感動的ですらあるポスターですが、ポスター写真の瞬間には、天文部の奸計に嵌ったある人物がいるのが妙におかしく。でも事情を話せばわかってもらえないかな。赤色彗星の謎パワーとかで。まあ、そんなにうまくいくわけ内務省。感想オシマイ。

ちょっと追記。この映画の冒頭で感じたのが「ジャンパースカートの制服、『なっちゃんはまだ新宿』の制服に似ているなあ」だったのですよね。それで最後のスタッフロールで「衣装:首藤凛」の文字が。『なっちゃんは~』の監督様。同一の衣装なのかな? 情報不足でそれだけの話なんですけど。
(2019年4月9日感想)

#2019年上半期映画ベスト10
・『赤色彗星倶楽部』
高崎映画祭にて。チャンスをつかまないと観られない本当に彗星のような映画。ヒロイン手島実優さんと「うさぎ座の女の子」ユミコテラダンスさんのやりとり、「オリオン座とうさぎ座」のエピソードは緊張感と互いの気持ちが浮かぶ忘れられないシーン。
(2019年7月3日感想)
YS

YSの感想・評価

3.5
2018/2/10

PFFアワード2017で日活賞と映画ファン賞、第11回田辺・弁慶映画祭でグランプリ

不思議な、パラドックスファンタジー。
薄味なんだけど、ずっと残るんだよね。

手島実優の魅力、彗星の様に映画の中でも流れていく。

主演の羽馬千弘のリズムが独特。

監督はなぜこの題材を選んだんだろか。
KSat

KSatの感想・評価

4.0
めちゃくちゃ面白い!出てくるキャラクターの顔が漏れなくみんな素晴らしい。

とにかく見ていて「ああ、これ作った人めっちゃ映画好きなんだな」というのがよく伝わるような楽しい画面がずっと続くし、いつまでも見ていられる。

細かい仕掛けもたくさんあり、切なさに満ちた展開も凄い。

自分と近い世代の人が作ったインディーズ映画としては最高のレベルだと思う。
ポスタービジュアルからして漂うSF×青春のかほり…うん大好物!
高校生だけどジュブナイルもののような純粋さでときめいた。

群馬的なロケーションも、余計なものが映りこんでなくて、物語を引き立ててた。

手島美優さんがゲストでいらっしゃって、とても可愛らしかった ^_^
劇中では、当時17歳ながら、妖しい眼の魅力と吸引力あった。

大学の映研が作った?!というのは本当に驚きで、いろいろちゃんとしてるのがスゴイ。

ありきたりじゃない描き方で、お話が進んでいって飽きずに観れた。
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