傑作だった。西山真来の心情の変化を説明的なセリフや心理描写で表現しない潔さ。人物の行動と不意打ちみたいなカット繋ぎの唐突な画面展開が素晴らしい。
地方の町で複雑な血縁を持つ家族の物語は昔も今も文学…
最近観ただけだけど、少し『ゲームの規則』のことを考えたりした。そんな、設定したシチュエーションの中で人物が本能のまま動き出すような映画。暗いところでは人間は動物に戻るというか。運命なんて言葉を使って…
>>続きを読む一体どうしてこんな映画が撮れてしまうというのか。濱口竜介が評したように、小津とは全く違うのに「小津だ」と思わず言ってしまう何かがある。だがそんな「死人」なぞ知らないという人は堂々とこう言えばよい。「…
>>続きを読むどう考えてもおかしいのになぜか説得力のあるつなぎかたにびっくりする。音響や映像の操作がぎごちなく感じられるとすれば、それはこちらがこの映画の基準や速度に追いつけていないというだけのことで、「よい」と…
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