意味なし人生ちゃん、宇宙(そら)への作品情報・感想・評価

意味なし人生ちゃん、宇宙(そら)へ2017年製作の映画)

製作国:

上映時間:15分

3.2

あらすじ

海のずっと沖に、人工衛星が落ちた。ニュースで見た。僕はさおりの打ち上げまでの一ヶ月、彼女と一緒に過ごした。沢山の祝福と激励と名誉を背に、宇宙へ打ち上げられていった、それまでの、一ヶ月の風景を思い出す。白波多カミンで思い出した。もらったCDプレイヤーはまだ動く。聴くたび思い出す。だけどなんだか思い出し尽くせない。MOOSIC LAB 2017 コンペティション【短編部門】公式出品作品

「意味なし人生ちゃん、宇宙(そら)へ」に投稿された感想・評価

ぐりこ

ぐりこの感想・評価

3.1
思い出が音楽に冷凍保存されてて、曲を聴いた瞬間よみがえることって、ある。

会話が少なくて、断片的か事後モノローグ中心なので、最初わかりにくいけど、雰囲気のいい作品だった。
最後に人生を笑い飛ばして人工衛星になるはずだった子の泣き笑いは印象的。

それにしても人間が人工衛星になって宇宙へ…て発想が奇抜だわ(笑)
cyph

cyphの感想・評価

3.8
人工衛星になって宇宙へ飛んでいった/そして海へ堕ちた女の子を思い出す男の子の話 過去と現在を行き来する手法 台詞どうしの言葉遊び的な呼応 いい意味で演劇的でとてもよかった 初夏の気だるい生活感とポエジーが設定だけのSFに綺麗に貼りついてた 「宇宙って、音とか風とかないってほんとかな? わたし実はけっこうたのしみなんだよね マジでなかったとしてもさ マジでないのかーーって思えるじゃん」
y

yの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「忘れないけど、思い出したくない思い出したら過去になるから」そんなこと言ってたら、いつか「思い出し尽くすことも忘れ尽くすこともできなくなる」のかな

大好きな映画!

ラストシーンでもぶわっときました~
女の子の本音

なんだろ~15分でこんなに心をもってかれると思わなくて衝撃だったなあ

余韻残りすぎて放心状態で帰る渋谷の夏
それも、いつか思い出し尽くすことができなくなるんだ~
あ~あ、切ない切ない
乙女

乙女の感想・評価

3.2
意味なし人生ちゃん

さおりさん演じてる女優さんの雰囲気がめちゃめちゃ好きだった。
映画は普通に好きでした

ただ、なっちゃんの舞台挨拶を全然聞けなくて残念でした........
はるか

はるかの感想・評価

4.0
わたしも人工衛星になって、任務を終えて、海に落ちて、だれかに悲しまれたいとおもった。
enz

enzの感想・評価

3.0
なんか日が経つにつれ、でもこういう映画見たよなぁって気持ちになってきた
監督の長尺アフタートークの勝利かもしれん
くろ

くろの感想・評価

-
誰かが頑張っても、それは誰かであって結局他人事になってしまう。そんな人生ばっかりだなあ。
ゆ

ゆの感想・評価

-
ごめんなさい。分からなかったんです。勉強不足です。人工衛星の話に付いていけなくて。
もう1回みる。

このレビューはネタバレを含みます

どうにかネタバレもストーリーの解説もせずにこれを見つけた人だけ楽しい文章を書いてみたい。
以下は作者としての文章というより、視聴者いう態度で映画を観て、思った感想です。作る前に想定していたことは書かない。それは解説なので。
小説にせよ映画にせよ、"ドラマ"というのは、世界に実在する(と仮定された)人たちの人生のある一部を編集によって切り貼りし、都合よく意味付けしただけのものでしかない。俺たちの人生に、生活に、いちいち意味なんてない。意味があるはずと思えるとしたら、自分を客体化した神の視点がそこにはあって、なんであれ宗教的な思想に論拠を求めている。その視点を少なくとも映画が前提とするのは、観客に要求をしすぎだ。
「人生に意味がない」というのは悲しい響きだけど、「人生には意味があるはずだ」と、死ぬ間際でもない人生途中の段階で過剰に思い込むことは、僕としては怖いことだと思う。なぜならば、意味を探してみても見つからなかった場合、意味のある(と思える)他人と比べて本当に劣等であると自分を貶めレッテルを貼ることになるからだ。誰もが等しくいちいち意味なんかないという姿勢は、人生を乗り切るための自由な思考の手段のひとつであって、誰に咎められる筋合いもない考え方だと思う。
悲しいことは、自分の人生を意味なしとすることより、他人から見て人生を都合よく取捨されてしまうこと。編集作業されて他人事なドラマにされてしまうこと。
だけどそんなもんだとも思う。
世界とは自分の生活のサイズしかない。生活の外側の知るよしもないことは、世界に起こってないこととそう変わらない。
僕たちは無意識で、沢山の人間の人生を無視して生きている。
にもかかわらず、無責任に生や死に対して喜んだり悼んだりもする。ドラマ化する。そういう、他人事であることとか、距離。遠ざかりも縮まりもしないことは、人工衛星と地球の関係と似てませんか〜。
やたらと彩度の高い証明写真のカット、あの気持ち悪さだけが残る。悪い意味で。
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