密使と番人の作品情報・感想・評価

密使と番人2017年製作の映画)

上映日:2017年07月22日

製作国:

上映時間:66分

3.5

あらすじ

『密使と番人』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

追われる者

     追う者…

ストーリーというより…

三宅監督の
撮りたい映像を観るような

ユニークな作品に感じた

山の空気

静けさ



人の息遣い


ダイナミックと
繊細。

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OMSBとHi’Speの作る音楽に乗っかる環境音が心地よい。自然風景を不自由に歩き続けるのはケリー・ライカートの映画を思い出す。

日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネルが制作の三宅唱監督作。

冬の山の中をただただ森岡龍が追っ手に追われながら歩いて行くだけ。なのだが、そこに現れる夫婦のシーンがめちゃ良い。劇狭の室内でこう…

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mare

mareの感想・評価

3.5

三宅唱の引き算の美学が集約された物静かで風景が第二の主役ともいえる時代劇。追って追われてのシンプルな構図に二層で配置された一面の雪景色が美しい。すすきの光の移ろいといい自然の奇跡的な切り取りの下で繰…

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Genichiro

Genichiroの感想・評価

3.8

『ファースト・カウ』公開に先立って、YouTubeで公開されていた三宅唱のトーク動画で月永理絵さんが今作に言及していた。見てみると確かに近いものを感じる。めちゃくちゃ低予算だと思うが、撮影とそこまで…

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理屈っぽくとも一個一個の表現が力強いので延々と見てられる。
よろめいてもつまづいても地図は落とさず目的地に向かう足取り、見せたいものが明確だなー。

ASMR映画だし、時代劇でありながら絶対にその時代にはない音楽をBGMとしてつけるあたり、いかに語るかではなくいかに録るかに全振りしてるところに好感持てる。自然を撮ってたらそこに人間ドラマが映ったく…

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dairinzai

dairinzaiの感想・評価

4.2
音が凄い。雪を踏む音。苦しい呼吸の音。最後の米粒を噛み砕く音。自然の音。道具の音。
説明は最小限。
漬物を洗う姿をずっと観ていたくなる石橋静香。
時代劇はもっと自由でいいのかもと思わされた。
Kensho

Kenshoの感想・評価

4.6

石橋静香の凛とした佇まいが光る室内劇は、どこか小津の『その夜の妻』を思わせる静謐なサスペンスが漂う。

この映画に流れる時間は、風に揺れるツツジや陽光、そして雪や藁などの被写体に刻まれた時間と共に、…

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