イサドラの子どもたちの作品情報・感想・評価

イサドラの子どもたち2019年製作の映画)

Les enfants d'Isadora/Isadora's Children

上映日:2020年09月26日

製作国:

上映時間:84分

ジャンル:

4.1

あらすじ

「イサドラの子どもたち」に投稿された感想・評価

Aya

Ayaの感想・評価

3.6
#twcn

見た後所作がめちゃくちゃ丁寧になる映画。

スーって幽霊みたいに移動しちゃうw

台詞もストーリーのようなものもほとんどないのに見応えのある映画だった。

「語られ」ないがダンスを通して「表現」される。

核となる4人の女性。

パリの女子大学生、地方のダウン症の女性とその先生、そして観客の初老の女性。

彼女たちが踊る「Mother」という作品は愛する子供たちを失った伝説のダンサーがその哀しみを込めて踊ったコレオグラフ。

若くて美しく活き活きとした学生。

生まれつき疾患を持ちながらダンスに情熱と自信を傾ける少女。

巣立った子供達を思いながら自分とは違う人生のダンスを理解する先生。

少女のダンス発表会にはるばるお越しいただく足の悪い女性。(痛風?)

その中の誰もがイザドラの悲劇と昇華を理解し表現する。

こういうフランス映画、日曜の朝にピッタリでした✨

注:フランス映画ですが出てくる書籍が英語なためフランス語字幕が出ます


日本語字幕:松井 宏
こういう映画を普段見たことがない。
終始、静かな画と台詞数も少ないから
違うことに意識が行く瞬間が何回か。
ただ、3人の女性のダンスが
再生に向かうように見えて
いないはずの存在がくっきりと見えてきた時
今まで感じたことのない衝撃を受けた

見えないものが見える(例えばパントマイムとか)ってすごい。女性の手は赤ちゃんをしっかりと撫でていた優しく何回も。
あやね

あやねの感想・評価

3.6

あまりに静かで半分ぐらい寝ちゃった

音楽が良かったことしか覚えてないからもう一回観たいな…
のっち

のっちの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

テーマは継ぐこと

イザドラ・ダンカン(1927)はアメリカモダン・ダンスの創始者。そして二人の子どもを事故で亡くしている。
現代のフランス、イザドラが事故のあとに創作したダンスを学ぶ若い女性。書籍から学び、教本通りに踊ることで彼女の足跡を辿る。同時に見ている我々もイザドラという人物像を知ることができる。
場面は変わってイザドラのダンスを練習する二人。ダンスを教える2人は親子のようであるが、踊るのは子ども。
その発表会ではダンスではなく、観客の表情をカメラが写す。その1人、初老の黒人女性にフォーカスを当て、帰路から家に着くまでを追う。

おそらくこの映画のテーマはイザドラという子どもをなくしたダンサーが後世に残したものを意味してるのじゃないかと。服という自分の象徴を脱ぎ、ダンス着を着ることでイザドラの残したダンスを踊る。

音楽の使い方も面白く、登場人物がイヤホンで音楽を聞いたり、ゲームをしながらテーマソングが流れるのがにくい。
発表会でも、観客側にカメラを向けて、 我々観客と見る側が相対するのも面白い。

子どもと黒人女性はダミアン監督頻出ですねー。
いりー

いりーの感想・評価

3.8
繊細で美しい映像。ダンスしている本人にしかわからないものを垣間見る。

「ダンスはだれのものでもない」

っていうイサドラのことばどおりの映画だった。

こういうシンとした感情をいつも心に秘めて生きていたいし、静かに燃やしながら老いてゆきたいものだ。
Noa

Noaの感想・評価

-


ひたすら人肌が恋しくなった

誰かを抱きしめたくて
誰かに抱きしめられたい

美しい。
がリアルでたしかに生きてる
息づかい、鼓動、
yuri

yuriの感想・評価

-
踊りは誰のものでもなく、その人自身の踊りを見つけることが大切、だけれど踊りは太古から根底に流れているものでもあり、それを掬いあげるような感覚なのだろうか
各々が掬い上げるものが違うというとこか

身体を擬えて、同一化させてみて得られること

眼差しのうつし方、この監督自身の眼差しのあり方が好きだなあと思う
街や公園、電車、夜、日々の隙間や瞬間の描写がひとくせあっていい
上から見下ろした人と地面とその影の捉え方なんか、ありふれた描写のはずが非日常というか、どこか他の世界を映しているようにも感じる
Jaya

Jayaの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンに全てを持っていかれた感がありました。子供の写真は説明過多な気がしてしまいましたが、それでもあの婦人が見せた動きこそが、最も根源的かつ原初的という意味で、イサドラの言う「太古からのダンス」なのであろうと感じました。ただ、あのダンスは舞台のダンスと同じ動きに見えましたし、一つだけでも独自の動きを見せて欲しかったようにも思いました。

前半はどう捉えて良いやら、よく分からなかったというのが正直なところ。一つには、舞踏譜がどれだけ一般的なものか私が知らないため、彼女が何に悩んでいるのか、譜の読み方なのか、解釈なのか、よく分からずに入り込めませんでした。そもそも何のために踊っているかなど、前半部自体の意味も、よく分からず。
また、ダンスシーン自体もアップのカットが多く、ダンス自体の味わいは今ひとつ伝わってきませんでした。本番で観客を映す演出は素晴らしいと思いましたが。
モダンダンスというもの自体、あれほど直喩的なものなのでしょうか。「これじゃパントマイムでは…?」と思ってしまう瞬間も。
そもそも子を失う前、というか「母」以外のイサドラのダンスもどのようなものか私は知らないため、元々そういうスタイルだったのか、子を失ってからのある種特別なスタイルなのか、見方に迷ってしまいました。

正直、大部分で今ひとつ付いて行けず、画としても迫力が感じられなかったのですが、ラストシーンの見事さでひっくり返されてしまった映画でした。
ただ、ダンス自体の美しさは、私にはあまり感じられませんでした…。
ひる

ひるの感想・評価

3.9
生きていく中ではさほど気にすることのない人間の動き一つ一つに吸い込まれていく。一部と二部と進む中でダンスがその静謐さの中で確立されていき、三部でついに形あるものとして締め括られる。二部の先生と生徒がお喋りするフィックスのショットが好みだった。
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