ニッポン国 古屋敷村の作品情報・感想・評価

ニッポン国 古屋敷村1982年製作の映画)

製作国:

上映時間:210分

4.1

『ニッポン国 古屋敷村』に投稿された感想・評価

Omizu
3.8

【1982年キネマ旬報日本映画ベストテン 第5位】
ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。『三里塚』シリーズなどで知られる小川紳介のドキュメンタリー作品。3時間…

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須見
-
凄い。万延元年のフットボールじゃないけど、時が融解して個が識別不可能な形で、独自な割り切れない単位として、起こっている。
観たけど記録してなかったやつ
山形県蔵王山系の村。今は8件の家がある。住人たちが語る古屋敷村の昭和史。詩は木村迪夫。
小川伸介、田村正毅は次作「1000年刻みの日時計」に発展結実する。
鈴なり壱番館にて
5.0
このレビューはネタバレを含みます

おわりとおわりとはじまりと。スイスでの山の生活を追ったフレディ・ムーラーの我ら山人たちも良かったけどこれは更に凄かった。日本が海の中にあったことを物語る貝の化石や、昔から人が生きてきた証である矢尻や…

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 この映画を観ていると、時間の感覚が失われてくる。

 まず稲の生育についてじっくりと語られる。冷害と稲の育成の関係を科学的に見せる。僕らは稲の勉強をさせられるように思える。だが、実は「冷害に遇う村…

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5.0

手作業の映画。稲作、炭焼、養蚕に従事する農民たちの手つきの記録。その手作業が撮影隊との特にパラレルになるのは稲作においてであり、山から降る冷気シロミナミの影響で壊滅的な被害を受け満足な収穫が見込めな…

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takara
4.0
ラッパの話
4.2

前半の、稲の不作と天候を検証していく1時間以上は退屈といえば退屈なんだけど、丁寧にリストや表にまとめられた仕事ぶり、村人に図解として示す手つきは不思議な魅力がある。ナレーション以外にも小川紳介の声が…

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Yuhi
5.0

藤井仁子が1930年代の文化映画と柳田國男的民俗学が、総動員体制へ向けたプロパガンダの影響下にあると論じたが、それは両者が日本国土を1つの国体(nation)へと統合するために地方を取りこもうとする…

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