鉄西区の作品情報・感想・評価

鉄西区2003年製作の映画)

鉄西区

製作国・地域:

上映時間:545分

4.3

『鉄西区』に投稿された感想・評価

4.2

時間を体験する映画でした。何せ9時間の3部構成。

工場室内の明暗、画面の構図がかっこよい。見たことのない光景が見られました。

第二部で解体されていく町は「ヴァンダの部屋」というポルトガルの映画を…

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死因
3.8

ショットとしては第一部が一番好き。
まず、冒頭の汽車内に固定されたカメラによって、空間そのものが動き出す。正確にはドリーショットではないが、「鉄西区」という街が立ち上がってくるその移動の感覚が面白い…

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テーマは凄く好みな上、トリップ感があって面白かったが、寝不足状態で観た上に9時間あり、途中何度かトイレ離脱もした。表層的な画面の流れを追うだけの時間がほとんどだったので今回は評価するのをやめておく。
4.5
厳しい生活や労働の中に、奇跡のようなユーモアを感じられる瞬間があり、9時間映画とは思えないほど没入感がある。
mihiro
5.0

瀋陽の工業地帯を貫く鉄道の沿線で、工場は次々と倒れ、街は行政命令により立ち退かされる。星のように散らばる人びとの悲喜と生死を、一本の鉄路が残らず繋いでいくラストに涙が滲んだ。映画と鉄道は近代の双生児…

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このレビューはネタバレを含みます
多くの生活やローカルな文化が鉄西区の変遷と共に消え去ったが、人々の根幹に眠る文化(旧正月や食文化、音楽など)は残っている。これは希望ではないか思えた。
Juzo
5.0

9時間に及ぶ上映は、まるで 一つの工業地帯の滅びゆく歴史を体験する旅そのもの。
工場の喧騒、労働者の暮らし、街のざわめき。その断片をただ淡々と提示することで、観る者は 労働・都市・不安定な未来という…

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2003年のYIDFFで上映されてる。映画関連の尊敬する先輩お友だちから、その時佐藤真さんの隣に座って見た、というとてもとても羨ましいお話を伺った。

今回『青春』の二部「苦」三部「帰」が公開されて…

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巨大な工場と労働、かれらの生活を組み合わせることで、労働者はマルクス主義にとってロマンティックであることを、批判的に描いている。工場内をみたす埃や蒸気に、光が差し込む。それは幻想的である。

途中
すえ
4.8

記録

【滅び】

21:30〜7:50(休憩あり)のオールナイト一本勝負に、無事完全勝利。同じ船に乗り合わせた観客の皆さんと無言の連帯を感じながら、無睡眠で走り切りました。9時間もの間、観客の視線…

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