ゲティ家の身代金の作品情報・感想・評価

「ゲティ家の身代金」に投稿された感想・評価

aiko

aikoの感想・評価

4.0
試写会に行ってきました。

面白かったです。
息子を救う為、闘う母は強かった。そして、世界一の大富豪はとても孤独で不幸な老人に見えました。
あるシーンでの母親の「生きている」というセリフに母の底知れぬ強さと愛情を感じ泣きそうになりました。
実話を元にフィクションに仕上げているようですが…凄い話です。

映画評論家の町山智浩さんのトークショー付きで映画の裏側の話がとても面白かった。

公開1ヶ月前に、大富豪ゲティ役を演じたケビン・スペイシーの不祥事降板のせいで撮り直しに10億円かかったそう。現在も行方不明のケビンに「もし会ったらブン殴りたい」と発言していたそうです。
それにしても、とても1ヶ月で撮り直したとは思えない作品です。

YouTubeで原題検索するとケビン・スペイシー版のトレーラーが観れます。比べてみるのも面白いですよ。
私はクリストファー・プラマー演じるゲティの方が好きです。
enuenu

enuenuの感想・評価

3.7
誘拐された息子の命か、それともお金か。
お母さんとお爺ちゃんどっちが勝つか負けるかなかなか明らかにならなくてめっちゃ引っ張るやんって思ってからのラストシーンだったのでちょっと拍子抜けだった。

それでも観る人の感情までも左右にされる映画だったと思う。普通なら命の方が当然大事だと思うけど、倹約家のお爺ちゃんの言うことも否定はできない。お金が絡むと家族関係も崩壊してしまうのかとリアリティーがあってそこは楽しめた!
masatan

masatanの感想・評価

3.3
ケビン・スペイシーの一件で公開直前になってクリストファープラマーに主演変更、全編取り直し、賃金問題など色々と曰く付きの映画。
そしてゲティ家はなかなか興味深い富豪の一家。この家に関わる者のほとんどが、ヤク中だったり、ストレスで自殺とか、なんかの病気で早く亡くなったり、、
このゲティという石油王はかなりのドケチで、ホテルのルームサービスでの洗濯代10ドルをケチるほど。孫が誘拐され身代金を求められても払わない。しかし趣味の絵画収集は欠かさない。
ゲティは人じゃなくて物やお金を信用し、人からの信用を失っていく。世界一の億万長者になった代償は大きい。

それにしても、孫がかわいそう。この誘拐からPTSDにでもなったのだろうか、その後薬物中毒になり、母親が最期まで介護をしたそう


「総資産を数えられるようでは、本当の億万長者とは言えない」
持たざる者の持つ者への復讐のようにも見えた。母親の金はいいから親権よこせのシーンはめっちゃ良いですね。
身代金はケチるくせに、建設予定の大豪邸の模型を眺めながら「金は腐るほどある」
と言い放つ。ただの誘拐母親奮闘記映画になり得ないのは、事件と同時進行でこの吝嗇ジジイの思想が露わになっていくからだろう。
映像等々この巨匠にしか出せない重厚な安定感があって安心して観ていられる。
fumio0613

fumio0613の感想・評価

3.5
ケチでないと金持ちになれない
でも大切な人の為なら使いたい
耳のシーンはエグかった
All the Money in the World:リドリー・スコット監督、ミシェル・ウィリアムズ主演、2017年アメリカ、イギリス作品。

「世界中のすべての金を手にした」といわれる大富豪ゲティ。孫ポールが誘拐され1700万ドルという破格の身代金を要求されたゲティは、支払いを断固拒否。彼は大富豪であると同時に稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家を離れていたポールの母ゲイルに支払いは不可能・・・・。

久しぶりのリドリー・スコット新作。序盤からその相変わらず映像美に期待は高まる。しかしそれほど盛り上がりもせず、それもらしいかなと思いもしたが、あまりに監督の狙いが掴めない。金の亡者であるゲティの批判でもなく、ドキュメンタリーとしてのリアリティの追及でもなかったのは間違いなさそうだ。

ただただ私的には映像だけは惚れ惚れするもので、重厚感、色彩感覚、陰影の使い方、構図の美しさ、奥行、どれをとっても素晴らしいばかり。さすがリドリー・スコット監督!映像だけでも観る価値は充分かも知れない。

凄く高級感のあるサスペンスのムードだけは味わえる作品だろうか。クリント・イーストウッド監督が撮ったらメッセージ性が絞られて刺さる作品になったかも(苦笑)
私は割と好き
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