それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星の作品情報・感想・評価

「それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

30作めの節目にふさわしい映画。これまでの29作品のいいところを凝縮したような良さ。

踊りからマーチ、2番のばいきんまんからの街襲撃、アンパンマン登場と収束、視点を広くして宇宙まで行きゲストキャラ登場、という流れのつながりが気持ちいい。1つの作品としての練りが今までと違うぞ…という予感をここら辺で感じる。

自然の描写がいつもより広い気がする。観ていて気持ちいい。

新しい声優さんだ。すぐに慣れた。ちょっとリアルめ?な声(初代お二人の特徴的な声をキャラぽいとするなら)で結構好き。

バイキン城の遊びが観られて楽しい。電気バリバリ使って遊んでる。

チーズが犬らしいことしてる(その後乗組員として重要な仕事をボンボンこなす)

アンパンマンのマントなしアクションの最高峰を見た気がする。かっっっっっこいいな

徹底的に描かれるアンパンマンの表情の動かなさとばいきんまんの揺れる表情。アンパンマンはほぼシステムくらいの勢いでパンを差し出すことを当たり前と思っているし、ばいきんまんは自分の欲に基づいて生きているから食欲とアンパンマンへの敵対心が葛藤する。人間臭い。

アンパンマンたちの生き方は正の循環(自然の中で体を動かす、人に分け与えて喜びを感じる)、ばいきんまんのやり方はどちらかというと負(負ける、壊す、奪う、捨てる)。そして負の循環はゴミの汚れにあらわれている。ばいきんまんのゴミが循環に巻き込まれたのは偶然で、かれはきっかけでしかない。捨てられたメカたちの捨てられた恨みまではわかっていなかった(全て言語化してしまうホラーマンの鋭さ…)。ばいきんまんという悪役の特殊さがはっきり物語に生きていて良かった。協力することがよけい魅力的になる。

1作めラスボスのどろんこ大魔王を彷彿とさせる敵キャラがこわい。赤いひとつ目は憎悪を表しやすいのか…

キャラの成長が感じられて、映画の積み重ねの成果のように感じられたのが良かった。町の人々を励ます生徒たち。できる範囲で距離を縮める、助けるロールパンナちゃん。

ただのアンパンチ(トリプルパンチ)じゃないのはじめてかな?ばいきんまんは、弱点研究のなかで強化の可能性に気づいていたんだろうな。協力をもちかけたばいきんまんは描かれなかったけど、あんぱんを受け取らなかった彼が与える側になったのだと想像すると…胸熱

いのちの星が題材ということでドーリィとの対比もせざるを得ない。クルンとドーリィは星の役目・性質がそもそも違う。クルンは普通のいのちの星よりも高次の存在で、管理を司っている。流れから外れたものを元に戻す役目を担っている。たぶんアンパンマンのいのちの星のルーツもそこなんだろうな(アンパンマンが生まれた日 を未視聴なので確かめなければいけない)。
ドーリィちゃんの話は、傷を負った物が命を得る、それをどう使うか、といういのちの星の使い方の話だった。今回はクルンそのものの成長が描かれたわけでなく、いのちの星のバランスを戻す、いのちの星そのものの話だった。そしていのちの星とは、その命がそこにあるということなのかもしれない。なんであるかはわからないけどそこにある。バランスが崩れることもあって、最悪みんな死んでしまうので、命を持つものであるばいきんまんも必死になってそれを食い止める。虹のピラミッドにおける水は虹にも必要だし、バイキンやカビにも好ましいもの、だから共闘する、という構図のより高次なやつだ。

全体的に、いつもの映画よりも伏線の張り方が密な気がした。シーンのつながりで違和感がないのはうれしい。アニメーションもキャラの感情描写もお約束の笑い(カバオくんげんき)もあるし、日常描写も濃い気がする。アンパンマンワールドの質感も濃密で、メインキャラ(というかばいきんまん)の感情の機微が生きているし、やなせ哲学の総論のような根源的テーマと話運び(やなせ哲学が語られた本早く読まねば)、30周年の質はすごい!!!!

アンパンマン個人ランキング1位が塗り替えられた。
1.輝け!クルンといのちの星
2.虹のピラミッド
3.ブラックノーズ・幽霊船(決めかねる)
歌が多くて割と子どもが飽きない。

テーマが深い…
そしてスペクタクル…
これはSF映画だ!

初めて劇場版を観たけれど、アンパンマンはやはりスゴイ。
rio

rioの感想・評価

4.0
なんのために生まれて、なにをして生きるのか、
本気で考えることになる映画。。

その問いにアンパンマンとバイキンマンだけが答えられるっていうのがすごい。
こうやって作りましょうってなる制作陣がすごい。

プーさんもそうだけど、
子供向けにつくられていた(作られた)作品は馬鹿に出来ないなと思い知らせた映画です

アンパンマンは正統派でみんなに「あなたは正しい!」って言われてるからいいけど、
バイキンマンはそうじゃない
それでも迷っても自分の生き方を曲げないバイキンマンに、ふつうに涙出ます


あー見て欲しい。。
アンパンマンの内容とバイキンマンの内容が半分ずつ楽しめます!
バイキンマンの活躍もありハラハラ感やバイキンマンのアンパンマンに対するあつい気持ちが現れている素晴らしい作品でした!
レイジ

レイジの感想・評価

3.5
皆なにか役目を持って生まれてくる。それを知っているか否かに関わらずーー
物語の中で、自身の生まれた意味を答えることができた二人はどんな状況だろうとその役目を果たそうとする。アンパンマンは自分を襲ってくるバイキンマンであっても困っていれば顔を差し出す。バイキンマンは自分が倒れそうなほど空腹であっても倒すべき相手であるアンパンマンからは受け取らない。それが二人の生まれた意味、役目だからだ。
二人の信念に基づいた行動が物語を進行させ、苦難の解決に導く。
幼児向けアニメ映画ではあるが、年齢は関係のない確かなテーマが貫かれている作品。
何のために生まれて 何をして生きるのか。主題歌にあるフレーズで、この映画のテーマ。
アンパンマンは本物のヒーローで、バイキンマンは本物の悪役だなぁと思った。
たんの

たんのの感想・評価

1.5

このレビューはネタバレを含みます

バイキンマンがアンパンマンを助けようとしてるところで涙ぐんだ自分にビックリした。あいついい奴。
いち

いちの感想・評価

4.0
アンパンマンに助けられ自己嫌悪するバイキンマン。
アンパンマンの顔を差し出された時に、己の存在意義を強く自覚するバイキンマン。
アンパンマンがピンチの時には、存在意義に従い救出作戦を全うするバイキンマン。
そのピンチを招いた存在を、アンパンマンとの共闘で撃破するバイキンマン。

バイキンマンに依る数々の名シーン。
アツすぎる。
泣きそうになった。
IKUNA

IKUNAの感想・評価

4.4
60分子供向けのくせにそこら辺の映画より全然グッてくる。しバイキングかわいすぎ
やなせたかしさんが『アンパンマン』という作品の中で描いてるのは『アンパンマンのマーチ』の歌詞でもある「なんのために生まれて なにして生きるのか」正にそこだと思います。

今回はアンパンマンとばいきんまん、二人が主役と言えるのではないでしょうか。この映画のキャラのクルンが「何のためにうまれた」のかといろいろなキャラに聞くのですが、アンパンマンとばいきんまんだけが答えられるのが良いです。そのシーンは是非見て欲しいです。

そしてその二人が協力して戦うシーンは熱い展開で最高に盛り上がります。あんぱんまんとばいきんまん、それぞれが主役で二人が主人公と言えます。

さらにばいきんまんのロボ。俗に言うバイキンロボが勢ぞろいするシーンは個人的にたまらなかったです。
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