日没の、焼けた赤い空を背景にして、鳥のように舞う、ヘミの美しいシルエット。
普通にミカンを食べるのは注目しないのに、透明なミカンを支えあげ、皮を一枚づつはがし、口に含み、あとから種をつまみ出す。こ…
村上春樹の原作は未読。
短編を元にだが物語はかなり違うそうだ。
オープニングでの男女ふたりの邂逅の流れは秀逸で、全体的にどこまでが真実(現実)でどこまでがそうでないのかの面白さもあった。
全体的…
イ・チャンドン監督作品ならばやっぱり根底は韓国社会の극현실(極現実、極めてリアルな現実というそのままの意味と文脈によっては逆説的に現実ではあり得ないような状況を指して超現実的と表現することも)、かつ…
>>続きを読むずーっと気にはなってたけど
評価も低いし長いし…で時間出来てやっと見た。
おーっとスティーブンユアンじゃーん
て感じでした
主人公がなんかアホ面なのがイライラしたのと
女の子が変わりモンでよく分か…
『みかんがあることを意識するのではなく、無いことを忘れるの』
常になにかしら危うさを漂わせるヘミと得体の知れないベン
原作と監督の作家性がとてもマッチしているように思えた
昨年の韓国映画『ビニ…
イ・チャンドン監督のショットの旨さを感じる昨日で、映像が語りかけてくると言うよく使われる言い草に初めて共感したかもしれない。その映像の語りというのもメタファーで、作中人物も出来事、セリフは主人公を除…
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