ブラック・クランズマンの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

上映館(30館)

ブラック・クランズマン2018年製作の映画)

BlacKkKlansman

上映日:2019年03月22日

製作国:

上映時間:128分

あらすじ

「ブラック・クランズマン」に投稿された感想・評価

naomi

naomiの感想・評価

4.2
最初から最後まで息もつかせぬテンポの良さ、会話の節々に現れるピリッとしたジョークの数々に画面に釘付け!
黒人警官と白人警官が2人で1人の人物に成りすまし潜入捜査をする、という、前代未聞なアイデアにも度肝を抜かれたが、特に注目すべきシーンは、KKK団の集会シーンとブラックパワーの集会シーンが交互に画面に現れては、同時進行で入れ替わるところだ。
ひとつの思念に取り憑かれると、人はここまで狂気に走れるのか、と、恐怖を覚えるのと同時に、世間の偏見に屈しず、自分達に誇りを持って生きる人々の強大なパワーに、自身も怒涛の荒波の中に感情が揉まれていくようだ。

アメリカは移民の国だから、多種多様なバックグラウンドを持つ人々が暮らしている。
しかし何故、そこに差別は生まれるのだろうか?
そこには様々な先入観や偏見が混在し、自分達と異質なものを排除しようという思念が常にどこかにあるからではないだろうか。
これは何も人種差別だけに限らず、例えば同じ日本人同士の間でも差別は存在する。

あの家はお金を持っているから、でも、あの家は、、、、とか、あの人のご主人は有名な会社に勤めているから、でもあの人は、、、とか。
だから何なんだ、と私は言いたい。
みんな、それぞれ一生懸命生きているのだ。
黒人だから、黄色人種だから、ユダヤ人だから、金持ちだから、貧乏だから、という理由で相手を差別するのは、逆に言うと自分と異なる思想、背景を持つものを恐れ、全く理解しようとせず、自分達と同じ思想を持つもの同士で固まり、他者を一切受け入れない態度は、やがて自身の身を滅ぼす結果になるだけだと思う。

映画全編を通して、パンチの効いた会話、カメラワークに一気に惹き込まれ、最後は、してやったり!とスカッとした気分にさせてくれる。

しかし、未だ根強く残る、様々な差別問題にどう立ち向かって行くか、今後も私たちには、大きな課題が残されている。

スパイク・リー監督からのメッセージを、私たちは真摯に捉え考えていかなければならないだろう。
【フィクションの力を信じてほしい】

新人警官ロンはKKKとの接触に見事に成功。しかし、黒人であるロンが直接会うのは不可能で、ユダヤ人の先輩警官に”ロン”役を依頼。こうして前代未聞の二人三脚での潜入捜査が始まった!

1978~79年の実話を基に、あのブラックムービーの大御所スパイク・リーが再構成。
ブラックユーモアを交えながらサスペンスを構築していく語り口は見事で、笑って考えさせられる1作に仕上がっています。

中でも非常に上手いのが、冒頭に登場する白人至上主義者のキャスティング。彼に演じさせることで、この物語が40年前の過去のことではなく、現在進行形の忌むべき事態だと強烈に印象づけてきます。

また、初めて署を訪れる主人公に署長が話す内容も示唆的。黒人初のメジャーリーガーにして多くの白人たちにも尊敬された、あのジャッキー・ロビンソンを引き合いに出すんです。これによって、本作が人種差別への単純な怒りではなく、主人公ロンの成長物語として方向づけられます。

実際ロンは、ジャッキー・ロビンソンのような存在に成長する兆しを見せ、ささやかながら光が射してきます。

だからこそ、惜しむらくはラスト。スパイク・リーのメッセージはしっかりと物語という形で昇華されているのに、自らそれを壊してしまうんです。それによって衝撃を受ける観客も多く存在するのでしょうが、私の場合は興醒めしてしまいました。
(これは完全に好みの問題なんですが)

実録ものとはいえこれは、脚本家が物語を作り、監督が指示を出し、俳優が演じるフィクション。ならば、フィクションの力を最後まで信じきってほしかった! ドキュメンタリーにしか伝えられないことがあるように、フィクションにしか伝えられないことも沢山あるはずなのですから。

というわけで、ラスト数分で大幅に減点し、この点数にしました。本当は4.0をつける予定だったんですけどね。
ま

まの感想・評価

3.4
あの大統領がスローガンとしてよく唱えていた「アメリカファースト」とは白人至上主義団体の指導者の言葉だと知りゾッとした。レイシストが言う「アメリカ」とは白人だけを指すらしい。目を背けたくなるシーンもあったけど今だからこそ観るべき1本かもしれない。
惜しくもアカデミー作品賞を逃したため逆に期待してた!今は黒人差別問題を描く時代なのだろう。潜入捜査の話だからスパイ映画としても楽しめる。過激だけどブラックジョークで娯楽性もある秀作!痺れた🔥
"ワカンダフォーエバー"の次は
"ブラックパワー"
テラジ

テラジの感想・評価

4.2
社会的なテーマも政治的な内容も、ブラックパワーで明るく楽しめる作品。ドキュメンタリーっぽくもあり。脚色賞でもアカデミー取れて良かったと思います!
kkkkk

kkkkkの感想・評価

4.0
アダム・ドライバー様が出演しているので鑑賞。話が進むに連れ、黄色人種としては皮膚や人種の違いだけでそんなに熱くなれるもの?と疑問が。最後は滑稽にすら思えた。そこまでしないと自尊心保てない?人種差別の存在は知っているものの、その場に身を置かないと理解はできない点はグリーンブックと繋がる所がある。
き

きの感想・評価

3.8
ドキドキした。
対立構図が複雑にならないように小技で効かせてくるシーンが楽しい。
映画を映画で終わらせていないところが重要なのだろう。
飛行機の中で鑑賞。

カンタスだったので日本語字幕が出ず、英語音声に英語字幕で。

理解するので精一杯だったので、別の機会にもう一度見直したい。
tomitafari

tomitafariの感想・評価

5.0
試写会。
クソ世界にカウンターしてこそ
スパイクリー!!
作品賞と監督賞もらって欲しかった。
とんでもない現実に少しずつ慣らされてる自分に反省した
maya

mayaの感想・評価

3.9
ブラックユーモアの映画かと思ってたんですけど、割と真面目だった


日本にいると人種差別を感じる事はほぼないし、こんなにも差別用語を聞く映画を珍しくて、現実の話なのにすごい遠いことに思えてしまって、それもまた考えさせられるというか…

全てが皮肉めいてるし
何よりラストが強烈だった…
これは映画じゃないぞ!リアリティーだ!fuck America! って言ってる感じだったよ笑

でも本当に歴史が繰り返されてて、どうにかならないのか…
やはりトランプになってから、この時代の話増えてる気がする