筆舌に尽くしがたい。
永遠に見ていられるこの映像と音像は何だ。
日常パートでは、カメラはほぼ扇風機のように左右にゆっくり振られるだけ。
家政婦クレオの慌ただしくもゆったりした日常が、下らぬ男の身勝手…
虚無
モノクロが彼女の心情を表していた
1970年代のメキシコの風景は今とそこまで変わっていないことに気づいた
50年間変わらない風景、生活、習慣、文化も素敵
メキシコ人女性の強さ、家族の繋がりの強…
言葉を言葉として信じないように、映像を映像として信じない。それらは、いったん解体されたうえで、再統合されている。
アルフォンソ・キュアロンの作品を根底から支えているのは、こうした距離のように思えて…