不貞の女の作品情報・感想・評価

「不貞の女」に投稿された感想・評価

sasha2021

sasha2021の感想・評価

4.3
ずっと見たくて、、配信とかないので円盤買いました!スリル満点の不倫サスペンス✨相手に自分のことを愛してるかを聞いちゃったら夫婦関係末期症状の法則💥

上流階級美人妻の不倫とそれを察した夫。探偵を雇って浮気相手を探して相手に会いに行くが、相手のなんとも無邪気というか無神経な反応に耐えられず事件を起こしてしまう話。ここまではやっぱりか!な展開でしたが、その後のシャルルとエレーヌの心理的緊迫状況の描写が見事でした🤯超ミニスカぶりっ子美人秘書がいい意味で緊迫の緩衝材になっていて妙!

エレーヌの涙をみてもしかしてこれは本気かもと思って切なくなった、、いい夫なんだけど嫉妬深いわりにセックスレスぎみ?で寂しくなって他の男に行っちゃったのかな。でもエレーヌのシャルルへの愛情の片鱗もちらほら見えるから微妙なエレーヌの感情を汲み取るのが難しかったけど最後の浮気相手の写真のシーンで確信に変わりました。

きちっと答えを出さずにいいところで終わって見てる側の想像に任せるあの時代のザ・フランス映画の終わり方でした!こういう終わり方も好きですよ✨
クロード・シャブロル監督作品。
ミシェル・ブーケ演じる保険会社の重役シャルルは、ステファーヌ・オードラン演じる妻のエレーヌの浮気を疑い、探偵を雇うが・・・という話。

シャブロルによくある、富裕層、そして不倫の話。説明的な要素は少ない、淡白な印象。

室内がソフトフォーカスで淡い。
事件のサスペンスというより夫婦関係のサスペンスを主題にしているよう。
会社の秘書が極端なほどにブリブリしている。

このレビューはネタバレを含みます

愛らしい幼い我が子、夫からも愛され、裕福で恵まれた生活を送りながらも、別の男と情事を重ねる女。
ストーリーにしてみたら、ほんとに良くあるなんて事の無い話なのかもしれない。
なのに、演出によって全く違った味わいになるんだと感心させられて。

そして、序盤から流れるサスペンス満点な音楽。幸せな家族の日常を描く様子には決して似つかわしくない曲調。
『肉屋』でも違和感ありありの音楽を作ったコンポーザーはシャブロル常連のピエール・ヤンセン。

ラスト30分ほどの冴え渡る演出、ほとんどセリフの無い中で何に気づいた、何を考えている、この後どうなってゆくのかを理解させてくれる。
夕べの食卓で響く子供の咀嚼音、欠けたパズルのワンピース、何度も訪れる刑事、燃えてゆく写真、夫からの激しくも静かな愛の告白、
そして、カメラは遠ざかってゆく。
菩薩

菩薩の感想・評価

4.0
ちっさいテレビとでっかいライターの縮尺バグに笑わんやつおんのか…?ただよく考えばそれがこの悲劇の夫婦の愛の大きさの齟齬を物語っている様な気もしてくるから悲しい。なんら説明がなくとも2人の表情を観ていればことの成り行きが想像出来るし、実際なる様にしかならない方向へ進んでいく。事件が起きて以降の後半がとにかく面白い、淡々作業見つめる系映画が好きな人は、必死に証拠隠滅に励夫の姿を優しい目で見守ってしまうだろうが、最後思いっきりお布団手で掴んどるやないか!一片のピースが欠けたパズル、それをブチ切れてぶちまけるオードランはキャシィ塚本みに溢れている。「愛してるかい?」に「愛してるわ」が返される頃にはもう遅い、遠ざかる夫、その視線の先には愛する妻と息子、段々とボヤけていく2人…切ない!!!

このレビューはネタバレを含みます

なんとも間抜けな顔した夫ミシェルブーケさんとなんともエロい顔した妻ステファーヌオードランさん。
妻の浮気してたベッドを見て逆上し浮気相手を撲殺して死体遺棄。
最後は自首したのかな。無言で見つめ合う夫婦に心の距離を感じる。
Cem

Cemの感想・評価

5.0
緊密で抑制されたシャブロル演出が堪能できる傑作スリラー♬.*゚
オープニングから不穏なメロディと雰囲気がたまらなく良い🥺💕小さなTVやレコードや大きなジッポや欠けたパズルが素敵。可愛い息子と美人な妻。幸せそうなブルジョワ一家。不審な電話。妻が浮気してるんじゃ…と不安でソワソワする夫。シンプルなストーリーとテンポの良さが素晴らしい✨で、何ですかこのラスト!!!さいこーーー
頭弱そうな秘書が可愛かった〜
champavert

champavertの感想・評価

4.0
妻の不貞はあっさり、夫の殺人は執拗に映す対比が、ふたりの(勝手に)息のあった知らぬ存ぜぬに発展していくのは見事。ステファーヌ・オードランが庭を歩くシーンで終わってハッピーエンド、とはもちろんならないが、ラストのカメラは解し方が絶妙すぎてあと1分くらい見ていたい。
秘書の娘の軽さはあれは何なんだろう。
lag

lagの感想・評価

3.9
湧き上がらず淡白。空虚な美しい妻に美少年の息子。小さいテレビのノイズ。蒼いベッドシーツ。中年夫は妻の浮気相手を胸像で撲殺。拭き取れるものを片付け白い布で包み車に積み込み途中後ろから追突されるも山中の池に重りをつけて遺棄。あざとい秘書係の娘。見つめ合って遠ざかる。
muscle

muscleの感想・評価

-
とにかくコトを起こしてからのバイブスがヤバい。湖を見つめる→湖を見つめているわけでもない惚けた顔。とにかく自分が書いた脚本はシンプルになるシャブロル。「自分が自分でないことに耐えられなくなってしまう」。ラストはズームインとトラックバック。視点が残されて、でも外せないことがグッとくる。でもそれよりも超遠距離の立ち位置を見せておいて平然とゼロ距離であるかのような正面切り返しをやってのけている。


「ズーム・インの終わりが先でトラック・バックが続けば、この映画の結末は不幸となる。別離の絶望が和解をしのぐからだ。反対にトラック・バックの終わりが先でズーム・インが続けば幸福となる。彼は彼女のもとにとどまるだろう。両方の終わりが同時ならこれは奇跡だ。奇跡は確認するものではなく、目撃するものだからね。悲しきかな、トラック・バックのほうがズーム・インよりわずかばかり長びいた。だからこの映画の結末は不幸なのさ」。フランソワ・ゲリフ 大久保清朗訳『クロード・シャブロルとの対話 不完全さの醍醐味』清流出版、2011年、p.110。
csm

csmの感想・評価

5.0
結婚記念に巨大ジッポ、殴打には小像、ミシェルブーケの一瞬の殺意、その後の冷静な処理。指紋残さず水まわりもきちんと拭く、人間ひとり運ぶのは大変だし事故ればあっという間に人だかり。勘が鋭くラコステが似合う坊ちゃんの完成しないパズル、育ちが良いから刑事にも挨拶。当然2人組でやってくる刑事の片割れは顔色悪く凝視担当。妻という存在の空虚さを代表するようなオードランさんの眼差し。
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